- [PR]
できごと
【橋下氏VS朝日】第三者委員会の立ち上げ要請 おわび掲載もなおくすぶる火種
2012.10.23 20:21
(1/3ページ)
日本維新の会代表の橋下徹大阪市長の出自をたどる「週刊朝日」の連載問題は、週刊朝日が23日発売の最新号でおわびを掲載、連載を打ち切った。橋下氏が親会社の朝日新聞社も巻き込んで批判を展開し、週刊朝日に白旗を上げさせた格好だ。だが橋下氏は第三者委員会を立ち上げての検証を求めており、なお火種がくすぶっている。
「示談交渉の鉄則」
「週刊朝日と話しても解決しないから、権限を持つ朝日新聞社に矛先を向けた。示談交渉の鉄則だ」。橋下氏は週刊朝日がおわび掲載を決めた際、自らの“交渉術”を明らかにした。
橋下氏は連載掲載の直後から親会社である朝日新聞社に連載の目的に関する公式見解を求め、回答が得られるまでは取材を拒否する意向を打ち出した。
朝日新聞社は当初、連載に関するコメントを出さない態度を取り、出版元の朝日新聞出版も「当社の刊行物は当社が責任を持って独自に編集している」と編集権の独立を強調していた。
だが橋下氏は18日の定例記者会見で「株主としてどういう姿勢で臨んでいくのか」と朝日新聞社の記者に詰問。記者が追い詰められる様子が報道され、同社は土俵に引きずり出される形になった。
連載打ち切りが決まった19日、同社広報部は「週刊朝日が今回、不適切な記述で橋下市長をはじめ、多くの方々にご迷惑をおかけしたことを深刻に受け止めている」などとするコメントを出した。
(次ページ)異例1回で打ち切り…朝日は機能不全
関連ニュース
- [PR]
- [PR]