「日本維新の会」代表である大阪市の橋下徹市長は23日、自らの出自記事を掲載した週刊朝日を含む朝日新聞グループを「鬼畜集団」などと激しく非難したことについて「完全な事実誤認だ。訂正とおわびをしなければならない」と陳謝した。親族が買ってきた掲載誌を、週刊朝日が取材のために母親に送り付けてきたと誤解したという。
「実母の話を早とちりし(中略)勘違いしました」「以後、公言する際は、しっかりと事実確認をしていきます」
橋下氏は市役所で記者団の取材に応える前、ツイッターに【訂正・お詫び】とする文書を投稿した。ただ、朝日側への対応については「ツイッターのおわびで十分」と述べ、直接謝罪する必要はないとの認識を示した。
橋下氏は22日、市内で記者団に「週刊誌を送り付けてきて、どういう社会人のマナーなのか。謝り方ひとつ知らない」と週刊朝日の対応を批判。その上で、家族に取材を申し込んできたとして「人間じゃない。犬猫以下だ。朝日新聞社グループは鬼畜集団だ」と強調していた。
気まずさからか、連続投稿していた橋下氏のツイッターは訂正・お詫び後、24日朝まで更新されていない。