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けいいち2007の日記

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2007.05.19
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犯罪率の推移  (1)

カテゴリ:カテゴリ未分類

人口10万人あたりの年齢グループ別、検挙人員を法務省犯罪白書、警察庁統計、総務省統計局人口推計から、算出しました。

    人口10万人当たりの検挙人員数

無題.JPG

 

資料
警察庁 「平成17年の犯罪」 45 年次別 犯行時の年齢・性別 検挙人員
警察庁 「平成12年の犯罪」 42 年次別 犯行時の年齢・性別 検挙人員
法務省 昭和54年版 犯罪白書 I-3表 交通関係業過を除く刑法犯の年齢別検挙人員の構成比(昭和53年)
昭和41年版 犯罪白書 I-14表 粗暴犯および凶悪犯検挙人員の年令別百分率(昭和35~40年)
統計局 人口推計

注: 1960-1978年の年齢別検挙人員数は、総数と年齢別の割合(百分率)で示されていたので、そこから計算した。 よって必ずしも実際の検挙人員数と一致しない

 

1960年、14-19歳の少年と20代の犯罪率は、他の年齢層や1978年以降と比べて、非常に高い(窃盗を除く)。 1965年には全体に1960年より犯罪率が低下しますが、それでも、14-19歳の少年と20代の犯罪率は高くなります。 このとき14-19歳の少年と20代は、1931-1951年生まれです。

1978年になると、14-19歳の少年と20代の犯罪率は、1960年、1965年に比べて激減します(窃盗を除く)。 戦後の貧しさを抜け出して、先進国の仲間入り、「一億総中流」の時代かと思われます。 しかし、1978年の30代の犯罪は1960年、1965年に比べそれほど減っていないようです。 殺人では20代より高い犯罪率です。 窃盗を除くその他の犯罪でも、1960年、1965年では30代は20代より、犯罪率がかなり低かったのに、1978年には、あまり差はなくなります。 この時の30代は1938-1948年生まれです。

1991年、バブルの時代です。 犯罪率は全体的に低くなります。 10代、20代も1978年に比べて犯罪率は低いですが、特に30代での激減が目に付きます。 しかし、1991年の40代での強盗は増えています。 40代の殺人率は30代より大きくなり、20代とほぼ同じになりました。 傷害も30代と同じ程度。 1960,1965,1978年に40代の犯罪率が、20代、30代に比べ非常に低かったのと比べると、考えられないような現象です。 この時の40代は1942-1951生まれです。

2000年には、全体に犯罪率が上がります。 不景気、失業率の増加が影響しているのかもしれません。 少年犯罪は増加していますが、殺人と強姦に関しては1960年と比べると、2000年の方が犯罪率はかなり低くなります。  強盗に関しては、龍谷大学の浜井先生が「警察の方針の変更」と説明されています。http://www009.upp.so-net.ne.jp/kansi-no/news/documents/news_2004-006.htm

2000年に、50代の殺人、窃盗の犯罪率は40代より高くなります。 そのほかでも、あまり40代と変わらなくなります。  この時の50代は1941-1950年生まれです。

2005年は全体的に2000年と変わらないか、微減でしょうか。 少年犯罪は減少したようです。 しかし60歳以上で窃盗、傷害が激増しています。 2005年に60歳なのは1945年生まれです。

2005年は、1960年に比べ犯罪率は減りました。 とくに少年や20代での減少は顕著です。 

少年の窃盗率は増えています。 しかし殺人、強姦は激減しました。 これでは昔の少年犯罪の多さを「貧しかったから」とし、現在を「心の闇」とするオヤジ的な解説とは一致しません。 貧しければ殺人、強姦をし、豊かになると窃盗をするのは、おかしいですよね。

1960年代の貧しい時代でさえ、年長者40代以上の犯罪率は低かったのです。 だから昔の少年犯罪の多さを「貧しかったから」だけでは説明できません。

豊かになった現在の50歳以上は、1960年の貧しい時代の50歳以上と同じぐらいの犯罪率なのです。 

1940年代生まれの犯罪率は、全体的に他の年代より、かなり高いようです。

1930年代生まれも、やや高めですね。 だから戦後教育の為だとは言えないでしょう。

 

人口10万人あたりの殺人での検挙人員数の推移は下のグラフのようになります。

homicide.gif

明かに若年層での殺人が減り、1991年以降は年代差はほとんどなくなります。

 

早稲田大学の長谷川眞理子先生は、
http://www.h4.dion.ne.jp/~jssf/text/doukousp/pdf/200510/0510_2126.pdf

年次・年齢・性別・学歴・有無職・配偶別の殺人率を分析し、殺人者は、低学歴、未婚、経済的困窮者の男性が多いことを示し、高度成長期後の殺人件数の減少を「豊かな人の方が失うものは多くあり、将来の見通しも高いので、一般的には豊かになるほど殺人率は下がる」 と書かれています。   

1940年代生まれの世代は、高度成長期に急速に高校への進学率が高くなったそうです。 その反面、貧しく兄弟が多い家庭の子どもは、口減らしのため、中学を卒業してすぐ就職をせざるをえませんでした。  はっきりとした格差が生まれました。 

バブル後、 20代、30代の非正規雇用-ワーキングプアが増加しているそうです。 格差と貧困がそこにはあります。 この国は、現代の子どもに1940年代生まれの貧しい家庭で育った子どもと同じ目にあわせたいのでしょうか。 

警察庁「平成17年の犯罪」によると、殺人の認知件数は1,392件。 うち既遂589件、未遂781件、予備22件です。 このうち、豊かな家庭の少年による「心の闇」的な恐ろしい殺人は、年に数件ですよね。 こういうのは例外的な特異なケースです。 

教育再生なんて笑わせないでください。 愛国心教育ではなく、すべての子どもに経済的安定と明るい将来を与えてください。 

 






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最終更新日  2007.05.19 20:40:31
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■コメント


こんにちは   ・・ さん

是非一度「戦前の少年犯罪」という本を読んでみて下さい。納得できないでしょうが、それが事実なのです。 (2010.02.13 22:37:20)

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