弊社が日本で販売する「ノグリラーメン」の安全性について

このたび、韓国のメディアにより、韓国国内に流通する一部の農心製品から発がん性物質が検出されたとの報道があり、それが日本のメディアにも取り上げられました。まずは皆様にご心配をお掛けしましたことを心よりお詫び申し上げます。以下に事実関係および弊社がとった対応についてご報告いたします。

現在日本国内で販売される農心製品は、安全性に問題がないことが確認されております
報道の内容は、今年6月、韓国の食品医薬品安全庁が韓国国内で流通する農心のラーメン・うどん製品のスープを調査した結果、かつおぶし粉末を原材料に使用した農心製品から、以下の6製品について発がん性物質「ベンゾピレン」が検出されたというものです。
・「ノグリラーメン」4種(マイルド味・辛い味・ビッグカップ・カップ)
・「えびタンビッグカップ」
・「生生うどんカップ」
上記のうち、日本に輸入しているのは「ノグリラーメン(辛い味)」と「ノグリラーメンカップ」の2製品です。辛ラーメンを含むそれ以外の弊社製品については、当該原材料を一切使用しておりません。また、対象2製品についても、人体の安全には問題のない検出量でしたが、安全・安心追求の観点からただちに対象原材料の仕入れ先を変更いたしました。変更後に公認試験分析機関の「韓国食品研究所」が調査したところ、対象物質は一切検出されておりません。

検出された対象物質は、人体の安全に影響を与えない数値です
食品医薬品安全庁による調査はスープを対象としたものですが、ラーメンスープを含む加工食品にはベンゾピレンについての明確な安全基準が設定されていません。そこで、原材料となるかつおぶし粉末に当てはまる燻製乾燥魚肉の基準値と比較したところ、当該製品の検出値は「2.0〜4.7ppb」で、同庁(告示第2010-51号(2010.6.30))で定める燻製乾燥魚肉の基準値「10ppb以下」よりも低い、安全な水準だと判明しました。
ベンゾピレンは加熱した肉や魚の焦げ目等に含まれる物質です。当該6製品によるベンゾピレンの摂取量は1人当たり一日平均0.000005μgで、焼肉などの調理肉類による1人当たり一日平均摂取量0.08μgの16,000分の1の水準であり、人体に影響しない範囲であることを食品医薬品安全庁も明らかにしております。

以上のように、当該6製品であっても安全であることが確認されているものの、日本のお客様により安心していただくための対応策を現在協議中です。決定次第、ただちに弊社ホームページ等にて公表させていただきます。

弊社は、今後もより一層の品質管理と情報公開に努めてまいります。引き続き弊社製品をご愛顧くださいますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。