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津波被災の縄文人? 宮城・東松島で人骨出土
2012.10.26 17:02
奥松島縄文村歴史資料館(宮城県東松島市)は26日、同市の宮戸島の東側にある室浜貝塚で、縄文時代後期に当たる3500~3600年前の人骨を複数発掘したと発表した。人骨はまとまって出土したが埋葬されておらず、近い年代の津波の堆積層が付近の貝塚で確認されていることから、同資料館は「津波で被災した縄文人の可能性が考えられる」としている。
資料館によると、この時代の被災人骨が確認された事例はない。菅原弘樹館長は「まだ不確かな点が多い。今後の人骨や地質の調査で、津波との関わりを確認していきたい」と話している。
平成21~22年の調査で、古い貝層の上からほぼ全身が残った1体を含む9体を発掘。大人の男女や子どもとみられ、縦10メートル、幅2・5メートルの範囲内で見つかった。
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