私は「朝生」を見ていないのだが、それを見た人が書いたブログを読んで、「かねてからの想いがカンペキに代弁されている!」と感嘆した。
(http://d.hatena.ne.jp/syocyo/20120128/1327765979)
核心となる部分を抜粋して引用します。
ぼくはこれまで反橋下のひとたちの言ってることがよく理解できなかったんだけど、この番組をみてちょっと判った。
議論じたいはまったく噛み合ってなくて、薬師院というひとはどうしたいのか本人すら判っておらず、ただのクレーマーだろう。
香山リカはただ怖いだけのようで、共産党のなんたらというかたは党是どおりオール反対でおもしろかった。
ハシズムとかいって批判するひとたちは権益を失いたくないひとばかりとおもってたんだけど、
なにやら権益とは無縁で単に「ついてゆけないひと」が多くいることを知った。
「ついてゆけないひと」の気持ちはおもに2点だろう。
ついてゆけないひと → a.やりかたが嫌
b.変化の先の保証がみえないから嫌
a.やりかたが嫌、というのはおそらくどうして橋下市長がこういう手法をとっているのかが判らないのだ。
彼らにはたぶん唐突にどんどん進んでゆくようにみえるので「独裁」となる。
b.保証がみえなくて嫌、というのはリスクへの知識不足からきており、はやく投資教育を必須科目にすべきとおもう。
すばらしい論評だと思う。ここまで読まれた方は、ぜひ、このブログを見てほしい。というわけで、URLを再掲する。
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(ちなみに、私はこれを、 Facebook で知人がシェアしていたので知りました。)
橋下氏の支持層には、自分でリスクをとる職業・商売をやっている人が多いように感じる。そういう人には、橋下氏の発想や行動パターンがよく判るのだろう。その逆に、橋下氏の発想や行動パターンを理解できない人には、不安感・不信感があり、支持どころか反発を招くのだろう。組織にぶらさがって生きている・生きてきた、あるいはまだ親掛かりで生きている人たちには、ちょっと理解するのはタイヘンかもしれない。特に、「大過なく」勤め人人生を終えて年金生活に入ったような経歴の人には。
全体に保守系の思想の人が多い iza! でも、いや保守的だからこそ、「明日の保証がない」ように見える橋下路線に反感を持つ人が多いようだ。まぁ、そういった連中を 「我が党に任せてもらえれば、明日は保証されますよ」 と口先三寸で騙すことに、自民党や民主党やその他の既成政党は労力を費やしてきた。そして上手く騙せることができた政党が政権を握ってきたわけだが‥‥
もはや、そういう状況ではない、と有権者が覚醒していることに、既成政党は早く目を向けないといかんだろう。野田首相が必死に増税を言い出しているのは、ある意味でその変化の現われなのかもしれない。しかし、彼と民主党は、前回の衆院選であまりにも多くの「嘘」を吐きすぎた。人間として、社会集団として、もはや信用するに値しない存在に成り下がっている。自民党の大半も同じことだ。小泉元首相のような、突然変異分子のおかげで寿命が少し延びたけれど、過去の負の遺産はどうしようもない。
だから、「覚醒した層」には、橋下氏が受けるんだよなぁ。
by ibm9001
既視感。