モテないヤツより、モテないヤツの友人のほうがツライ!

「あいつのバカさ加減にはうんざりだ……」とうなだれるFさん

「友達だと思って世話を焼いていた自分がバカでした」

と自嘲気味に語ってくれたのは、Fさん(34歳・家電メーカー)だ。Fさんが頭を痛めるのは、大学の同級生である15年来の友人であるAさんだ。Aさんは、比較的お堅いと言われる役所系の仕事をしている。

 Fさんの頭痛のタネは、Aさんからの度重なる飲み会の依頼である。

「一緒に飲む度に、Aは口癖のように『誰か女紹介してくれよ~』と言ってくるんですね。まぁ、しゃあないなぁ~って感じで飲み会も4、5回開いたし、一緒に食事したりして何人か紹介したんですが、まるでウマくいかなかったんです」

 ウマくいかないAさんを見かねて、Fさんはいろいろとアドバイスするも、Aさんはまるで聞く耳を持たない。口をついて出てくるのは愚痴ばかり……。

「今度は見かねたウチの嫁が『じゃあ、あたしの友達を紹介してあげるわ』ってことになり、僕とA、嫁とその友達で韓国料理を食べに行ったんです。この席上、遂に嫁がブチ切れたんです……」

 事の発端はAさんの振る舞いにあった。Fさんの奥様に話を聞いた。

「なんの連絡もなしにいきなり30分遅刻してきたんです。そして席に着くなり、一言も謝らずに自分の仕事の愚痴を言い始めたんです。しかも、彼の業界の人間じゃなければわからない専門用語を交えて話すから、何を言ってるかわからないんです。それで飲み始めたと思ったら、今度は延々と主人と話し込み始めたんです。コッチが気を遣っていろいろと共通の話題を振っても生返事。何しに来たの? って感じです」

 さすがに友達もシラケてしまい、途中で帰ってしまったという。メンツを潰されたのは奥さんだ。怒りが頂点に達した時にAさんのデリカシーのない一言で遂にブチ切れたという。

「もう、すっごく頭に来たんで『Aさんは自分が一番好きみたいだし、彼女いらないんじゃないですか』って嫌みを言ったら、笑いながら『いやぁ~どうせなら20歳くらいのギャルっぽいコだったら付き合いたいですね』って言ったんです。この一言で夫婦二人でブチ切れて、説教ですよ」

 結局、この一件が引き金になり、FさんはAさんと疎遠になっていったという。

「最初のウチはがんばれよ~って感じだったんですが、人を紹介したり飲み会をやる度に“苦情”が出てたんですね。まぁ、これを機に自分を見つめ直してくれたらいいんですがね……」 <文/テポドン>

⇒モテない友人に翻弄される人々【男性編】に続く
http://nikkan-spa.jp/167612

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