２４日夜、大阪市西成区の集合住宅で、首にひものようなものが巻かれて死亡している男性が見つかりました。警察は殺人事件として捜査しています。

２４日午後１０時半すぎ、西成区萩之茶屋の集合住宅で女性から「知人の男性が倒れている」と警察に通報がありました。警察官が駆けつけたところ、室内のベッドの下で首にひもの様なものを巻かれ、男性が仰向けで死亡しているのが見つかりました。

警察によりますと、男性はこの部屋に住む職業不詳の五輪初男さん（６０）で、目立った外傷はありませんでしたが遺体は腐敗が進んでいたということです。

また、玄関の鍵は開いていて、室内に荒らされた跡はありませんでしたが、司法解剖の結果死因は首を絞められたことによる窒息死とみられています。警察は殺人事件として捜査しています。

京都府亀岡市で無免許の少年が運転する車が暴走し、児童ら１０人が死傷した事件で、遺族が国に無謀な運転に対する厳罰化を訴えました。

悪質な運転の厳罰化を検討する国の審議会に、事件の遺族らが出席し意見を求められました。

ことし４月、京都府亀岡市で１８歳の少年が運転する車が集団登校の列に突っ込み１０人が死傷しました。少年は無免許でしたが、事件の原因はあくまで「居眠りによる過失」として、裁判が進められています。これに対し遺族は無免許運転は「危険運転」にあたると訴えを続けています。

【遺族・横山博史さん】
「無免許運転を危険運転の構成要件に入れることで、無免許運転をしないさせない風土を作って欲しい」

遺族は今後も国に法改正の必要性を訴えたいとしています。

プロ野球ドラフト会議で、大阪桐蔭高校・藤浪晋太郎投手の交渉権を阪神が獲得しました。

【大阪桐蔭高校・藤浪晋太郎 投手】
「自分としては甲子園のマウンドが投げやすいので、阪神タイガースに入団することが出来てよかった」

阪神の１位指名を受け、笑顔を見せた藤浪晋太郎投手。

＜プロ野球　ドラフト会議＞
「第一巡選択希望選手、オリックス、藤浪晋太郎、投手」
「阪神、藤浪晋太郎」
「千葉ロッテ、藤浪晋太郎」
「ヤクルトスワローズ、藤浪晋太郎」

25日午後５時から始まったドラフト会議では、藤浪投手を最多の４球団が１位指名。
本人も高校で、その様子を見守ります。

藤浪投手は、197cmの長身から投げ下ろす最速153kmのストレートと５種類の変化球を武器に、今年は甲子園の春夏連覇と国体の３冠を獲得した、ドラフトの目玉です。

そして、運命の抽選…。
阪神タイガースが、藤浪投手の交渉権を獲得しました！

【藤浪投手】
「どこになるんだろうというか、何とも言えない気持ちで待っていました。期待していただけることはありがたいですし、その期待に応えられるようにしっかりと頑張りたいと思います」

阪神は今回、和田監督自らがくじを引き、意中の選手を掴みとりました。

これで、1986年から続く１位指名の抽選12連敗の汚名を返上しました。

【阪神タイガース・和田豊 監督】
「当たるとは思ってなかった…。藤浪君の運というか、藤浪君が甲子園のマウンドが似合うということです」

【阪神ファンの女性】
「取ったん？くじ運悪いからどうやろと思っていたけど、良かったなぁ。嬉しい」
【阪神ファンの男性】
「そりゃすごいことやと思う。これで阪神が盛り返してくれたら一番ええねんけどな」

【藤浪投手】
「やるからには、いい一線級を目指すべきだと思うし、そういうピッチャーにもなりたいし、さらに頑張って日本一の投手になれるよう、頑張りたいと思います」

兵庫県尼崎市の連続死体遺棄事件で、角田美代子被告の周辺で、尼崎市内の別の家族も一家離散に追い込まれていたことが関西テレビの取材で明らかになりました。

「叩かれる音、飛ばされる音、壁にぶちあたる音というのが、あまりにも酷く響いたから、絶対おかしいと思った。（本人とは）想像もつかないような顔で、丸々と太っていた顔がガリガリになって、しゃべるのもやっとというくらいの感じでした」

こう証言するのは、角田美代子被告（64）らに離散に追い込まれた家族の近所に住んでいた女性です。

角田美代子被告（64）の周辺では、10月に尼崎市の住宅で、谷本隆さん（68）、仲島茉莉子さん（29）、安藤みつゑさん（71）の遺体が相次いで見つかった他、今も５人が行方不明です。

そして、その角田被告らによって離散に追い込まれた新たな家族の存在が明らかになりました。

角田被告の周囲にいる５人の行方不明者のうち、１人は、角田被告の養子の兄にあたります。

関係者によるとこの養子の兄の祖母にあたる女性とその三男が暮らしていた家に、親族の葬儀を巡るトラブルから角田被告らが出入りし、虐待をするようになったということです。

【近所の人】
「（部屋をのぞいたら）しゃべったら困るからということで、口をタオルで塞がれていた。『何ですか、その顔は』とと聞いたら『ご飯を食べるのも一日一回、お水も一日一回』。それであの体から20kg近く痩せていた」

そして、助けの手を差し伸べる近所の人に対し、女性はこう語ります。

【近所の人】
「『おばあちゃん、こっちへ出ておいで、いいから出ておいで、出てこい』って言っても、『私が出たら息子たちがどんな目に遭うかわからない。もしかしたら殺されるかもわからん』と話して出てこなかった」

また別の日には…。

【近所の人】
「今まで見たことのない女の人がいたということははっきり言える。それが角田被告だったのかもしれない」

その後、女性は家財道具などとともに姿を消したということです。

女性の長男と三男は当時、「トラブルに巻き込まれて、まとまった金が必要になった」と突然、会社を退職して、退職金を受け取ったあと、連絡が取れなくなったということです。



周辺に住む家族に目をつけ、支配し続けてきた角田被告。

新たな事実も…。

「水をかけられたりしたら寒いどころじゃない、死んでしまうわって。先に逃げなって」

こう語るのは、行方不明者の１人、橋本次郎さん（54）の親族の男性です。

橋本さんは美代子被告の親族にあたり、美代子被告の自宅マンションに同居していました。

しかし、既に遺体で見つかった谷本隆さん（68）や仲島茉莉子さん（29）らと共に、角田被告らに暴行を受けていたといいます。

【橋本次郎さんの親族】
「みんなどついたり蹴ったり、飯も食わさんとトイレも行かさんと、裸にして水かけたりするんや。２回か３回逃げてるけどな。そのたびに連れ戻される」

この男性が橋本さんに最後に会ったのは３年ほど前。
橋本さんは逃走資金を借りに来たといいます。

【橋本次郎さんの親族】
「20万円だけ貸したけどな。谷本さんと逃げとるはずや。お前そんなに逃げてたらしまいには殺されるぞって言ったら、ほんま殺されるって言ってた」


その後、谷本さんは尼崎市の住宅で遺体で見つかり、橋本さんは行方不明です。

警察は、橋本さんが尼崎市内の貸倉庫でドラム缶に詰められ、岡山県内の海に捨てられたとみて、来週にも捜索する方針です。

大阪府警の警察官が25日、ひき逃げの疑いで逮捕されました。
警察官は直前に酒を飲んでいたと話しています。

ひき逃げなどの疑いで逮捕されたのは、大阪府西成警察署の巡査部長、川墨政一容疑者（57）です。

川墨容疑者は今月20日午後４時半ごろ、東大阪市内の交差点でバイクを運転中に自転車の女性と衝突し、逃げた疑いがもたれています。

40歳代の女性は首をねん挫しました。

川墨容疑者は「昼食で500mlの缶ビールを２本飲んだ」と供述したうえで、「当たったという認識はない」と容疑を否認しています。

先月、和歌山県御坊市の旅館で経営者の女性が殺害された事件で、警察は指名手配していた59歳の男を逮捕しました。

殺人の疑いで逮捕されたのは、住所不定、無職の井倉孝司容疑者（59）です。

警察の調べによりますと井倉容疑者は先月25日、御坊市湯川町の旅館「コトブキ」で、経営者の吉井幸子（71）さんの胸などを包丁で刺して、殺害した疑いが持たれています。

現場に残された遺留物などから、警察は井倉容疑者を指名手配して行方を追っていました。

犯行後、井倉容疑者は知人に金を振り込むよう要求し、兵庫県明石市内の銀行から引き出していたことが判明…、警察が付近を警戒したところ、24日にＪＲ明石駅前の書店にいるところを発見しました。

逮捕当時の所持金は26円で、調べに対し「その通り、間違いない」と容疑を認めています。

警察は、動機について追及しています。

建て替え中の阪急百貨店うめだ本店の２期棟が25日、先行オープンしました。

【開店を待つ客】
「デパ地下とかもいっぱい見てみたいし、時間の許す限り」

７年間の建て替え工事を終え、25日にオープンした阪急百貨店うめだ本店の２期棟。

開店前から約2000人が詰めかけ開店は15分早まりました。

グランドオープンを前に、売り場面積、約８万平方メートルのうち、８割程度が先行オープンしました。

ほとんどの客がまず向かったのは、100ｍにわたりスイーツの店が並ぶ、話題のデパ地下でした。

【記者】
「洋菓子店の行列なんですが、店の外まで続いています」

【客】
「びっくりしました。これだけ買って店を回ろうと思っていたので」

一番の人気だったのが、関西では高島屋大阪店とここでしか手に入らないプレミアムポッキー。

【買った客】
「（待ち時間）35分くらい。（孫に）ばあちゃん、ポッキーやんかって言われそうな気もする」

阪急百貨店うめだ本店は、物を売るだけでなく新しい情報発信の場となる百貨店を目指していて、来月21日にグランドオープンします。

ダウン症の書道家、隅野由子さんの作品展が神戸で開かれています。
ありのままに書いた書や水墨画は国際的に高い評価を受けています。

＜作品＞
「大切なことはいつもしあわせ」

神戸市に住む書道家、隅野由子さん（27）の作品です。

由子さんはダウン症と闘いながら、10年間、創作活動を続けています。

【隅野由子さん】
「ありがとう（という気持ち）を含め、幸せになってもらいたいから、その幸せあふれる書道を、書き続けるように頑張ろうと思って」

高校時代に書道と出会った由子さん。
病気が原因で差別されたり、つらい思いも経験してきました。

それでも母親に心配をかけないように、学校から帰ると、いつも「楽しかった！」と明るく振る舞ったといいます。

【母・隅野滋子さん】
「由子ちゃんは一つだけ楽しかったら、それが全部その日は一日楽しいって思えるように自分を持って行ったんだと思う。そうでなかったら苦しくてしょうがない。辛かった経験が多かった分だけ、あの言葉が書けると思うんです」

＜作品＞
「私と母とは思い出がありすぎて いろいろ想像するだけで五回も十回も涙が出る 涙止め そんなお薬がほしいです そしてフェイスマスクも一つ」

【隅野由子さん】
「感謝の気持ちがありすぎるのか、言葉では上手に伝えることができなくて…」

心に浮かんだ言葉や情景をありのままに書いた書や水墨画は、国際的に高い評価を受けるようになりました。

【来場者】
「由子ちゃんの優しい気持ちがこういう字になって出てるのがすごいと思います」
「感動です。私もまだまだ頑張らないとあかんなと思います」

＜作品＞
「明日が来るのが楽しみだ 私は毎日そう思う」

持ち前の明るさとまっすぐな優しさがあふれる隅野由子さんの作品展は、今月29日まで神戸市西区の「そごう西神店４階」（入場無料）で開かれています。

東京都の石原知事が辞任し新党を結成すると表明したことを受け、日本維新の会代表の橋下市長は25日、連携も視野に政策協議を進めていく考えを示しました。

【大阪市・橋下徹 市長】
「石原都知事らしいですね。最後の大勝負に出るんでしょう」

橋下市長は25日夕方、このように述べ、石原知事が作る新党と連携するためには政策の一致が必要だという考えを示しました。

【橋下市長】
「政策の一致、理念の一致がこれが今回の選挙では大きな軸になると思っている。これは石原都知事にも伝えています」

石原知事は25日午後、辞任して新党を結成し、次の衆議院議員選挙に立候補する意向を表明しています。

橋下市長と石原知事はこれまでも大阪や東京で会談を重ね、第三極の結集を模索していました。

橋下市長は「原発問題や憲法改正に対する考え方は一致していない」とも話していて、今後、連携も視野に政策協議が続けられます。

２４日、東大阪市と八尾市で起きた連続不審火で放火したとみられる犯人が自転車を使って犯行に及んでいた疑いがあることが分かりました。
２４日午後２時半ごろ大阪府八尾市の空き家から火が出ておよそ１００平方メートルを全焼しました。
その１時間ほど後に約２キロ離れた東大阪市内でも空き家から出火し合わせて２棟、２５０平方メートルが焼けました。
２件の不審火は同一犯による放火とみられ、場所や時間の間隔から犯人は自転車を使って移動し犯行に及んだ疑いがあることが分かりました。
現場の周辺では先月から不審火が１６件相次いでいて、近くでは自転車に乗った不審な人物が度々目撃されていました。
【別の不審火があった現場近くの住民】
「ここに男の人が自転車で立っていた」
「ボーボー燃えてるのに何も声も出さずにおったのは不思議に思いますやんか」
警察は２４日朝から現場検証を行っていて、１６件の不審火が同一犯による連続放火の疑いがあるとみて関連を調べています。

尼崎市の連続死体遺棄事件で、別の死体遺棄事件の主犯格とされる女の親族の男性が、貸倉庫でドラム缶にコンクリート詰めにされ、海に捨てられた疑いがあることが分かりました。
角田美代子被告は、尼崎市内で当時６６歳の大江和子さんの遺体がドラム缶にコンクリート詰めにされ、捨てられた事件の主犯格とされます。
美代子被告の周辺では、３人の遺体がみつかり、親族など５人が行方不明となっています。
捜査関係者によりますと、行方不明となっている５４歳の親族の男性が、尼崎市内の貸倉庫でドラム缶にコンクリート詰めにされた疑いがあることが分かりました。
貸倉庫は、大江さんの遺体がドラム缶にコンクリート詰めにされたのと同じ場所で、警察が、詳しい経緯を調べています。
関係者は、遺体は岡山県内の海に捨てられたと証言していて、警察は、来週にも、捜索に乗り出す方針です。

京都市の公立中学校の男性教師が、今年春から授業中に複数の女子生徒のスカートの中を盗撮していたことがわかりました。
今月１９日、京都市の公立中学校で理科の授業中に、２８歳の男性教師がデジタルカメラで下からあおるように撮影しているのを女子生徒が見つけました。
女子生徒から相談を受けた学校側が調査したところ、男性教師が業務で使っていたパソコンなどからスカートの中を盗撮した画像が１００枚以上見つかりました。
男性教師は「今年の春から盗撮していた」と話しているということです。
男性教師は学校のホームページ用の授業風景写真の撮影も担当していて、教育委員会は処分を検討しています。

大阪府和泉市議会は市民税を５％減税する条例案を可決しました。
自治体による市民税減税は全国で４例目です。

２５日の和泉市議会では、辻宏康市長が提案した来年度の市民税を５％減税する条例案などが審議されました。
辻市長は去年も市民税の１０％減税を提案しましたが、財源不足などを理由に市議会で否決されました。
ことしは人員削減などで、５％の減税分に相当する４億４０００万円以上歳出削減ができたとして、減税幅を５％に縮小した案を改めて提出していました。
市議会では、「減税できる財政状況ではなく見通しが甘い」「来年の市長選挙に向けた単なる人気取り」といった反対意見も出ましたが、減税案は賛成多数で可決されました。
自治体による市民税減税は全国で４例目となります。