アマゾンＣＥＯ 日本での競争に自信

10月24日 22時54分

タブレット端末などの事業で初めて日本市場に参入する「アマゾン・ドット・コム」のジェフ・ベゾスＣＥＯは、２４日、都内でＮＨＫのインタビューに応じ「われわれは端末でもうけるつもりはなく、電子書籍などの充実したコンテンツで利益を出していきたい」と述べ、日本市場で先行しているアップルの端末などとの競争に自信を示しました。

この中で、ベゾスＣＥＯはアメリカやヨーロッパに続いて日本でもタブレット端末と電子書籍の端末を初めて販売することについて「日本語のフォントを完璧に表示できるようにするなど、われわれは事業の立ち上げに努力してきた」と述べました。
そのうえで、日本では電子書籍が十分に普及していないなかで、電子書籍端末の事業に参入することについて「消費者が何を求めているかに焦点を当て、豊富な品ぞろえで低価格の書籍を提供していきたい」と述べ、日本での市場拡大をねらう考えを示しました。
一方、タブレット端末の事業について、ベゾスＣＥＯは「われわれは、タブレットそのものといったハードウエアでもうけるのではなく、電子書籍をはじめ、ゲームや音楽といったコンテンツを充実させ、利益を出していきたいと考えている。一方で端末には、オーディオ用スピーカーなどをできる限り詰め込んだうえで、低価格で提供していくつもりだ」と述べ、次々と製品を出して日本市場で先行しているアップルやグーグルなどとの差別化を図ることで普及への自信を示しました。