飲酒運転防止条例:制定へ、県議会が初検討会 時期は柔軟に対応 /三重
毎日新聞 2012年10月25日 地方版
県議会が議員提案で制定を目指す飲酒運転防止条例について協議する検討会の初会議が24日開かれ、座長に条例制定を提案した中川康洋議員(公明)を選んだ。
検討会は、各会派から選出された議員9人で構成。中川座長は「飲酒運転は県民の生命、財産の関わる問題。三重らしい条例を制定したい」とあいさつした。副座長には最大会派「新政みえ」の北川裕之議員が選出された。
今後、月2回のペースで会議を開き、条例内容について検討、来年3月の条例制定を目指す。ただ、アルコール依存症患者が繰り返し違反するケースがあることなどから医師など専門家の参考人聴取を求める意見や、罰則を設ける場合の慎重な議論を求める意見などが出され、制定時期については柔軟に対応することで合意した。
同様の条例は福岡県など5県が既に制定しており、11月に開催予定の第2回会議では、他県の条例内容を検討するほか、警察本部などから飲酒運転の摘発件数などの現状について意見聴取する。【田中功一】
〔三重版〕