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政治
【金曜討論】「領域警備法の制定」 荒木和博氏、水島朝穂氏
2012.10.26 08:09
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平和を守る方法
--尖閣の守りについて
「やり方はいろいろあるだろうが、少なくとも自衛隊が関与していることを相手に知らしめるだけでも抑止力になる。ある意味で一番、平和を守る方法ではないか」
◇
≪水島朝穂氏≫
海保で十分に対処可能だ
--領域警備法の制定について
「なぜ、こういうものが必要なのかの根拠を、推進論者は具体的に明らかにできていない。実際、現行法で十分に対応は可能であり、それを運用できない政治の問題なのであって、憲法とか法の不備といった議論は筋違いである」
法的混乱もたらす
--現行法で問題ないとは
「海上保安庁が日本周辺海域の問題について一義的に責任を負い、それが十分でないときに海上警備行動が発令され海上自衛隊が出る仕組みになっている。国際法上、『領海侵犯』という概念はない。軍艦でも領海の無害通航は認められている。海自の領海警備権限を押し出す試みは法的混乱をもたらし、対外的にも誤ったメッセージを出すことになる」
--尖閣の守りは海保で十分か
「大丈夫とは断定はできない。そういう事態にならないように外交力を駆使する必要があるのだ」
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