「1日5食」も人間関係も、
すべて自分が肝要
――1日5食だとか?
5食といっても、1回に食べる量は少ないよ。普通の人の食事の3割程度。自分にとって一番具合がいいように食べてるだけ。食事だって、一般的な概念に振り回されず、自分流でええのよ。自分の人生、すべて自分でコントロールすることが大切。
自分は自分の人生の主役、なんやからね。
――なるほど。しかしそうは言っても、人間関係のしがらみとか、家族のことを考えるとやめられない仕事だとか、断れない上司からの酒席の誘いだとか、いまのビジネスパーソンはなかなか自分の思うように生きられないんですよねえ。
ほんまにね。ストレスが多くてかわいそうですよ。ストレスに押しつぶされそうになってる。
でも私に言わせたらね、上司のつき合いで、ただただしんどかっただけ、得るもんは何もなかった、と思うならやめたらええねん。「すみません、今日はちょっとどうしても」って断ったらええ。
でもね、この上司とつき合うことは自分の人格形成上大事や、と思ったら、疲れないと思う。
それで誘われたら、甘えながらつき合ったらええねん。「力のある人につけいる」のは、ビジネスパーソンとして悪いことじゃない。それは「処世術」。
そういう上司に甘えて利用する。それは自分自身をつくる糧になる。そうやって自分が大きくなったら、部下に甘えさせてやる。そういうことがわかるのは「甘え」をうまく利用して上がってきた人だけ。夜、上司につき合うのだって、「イヤイヤ」自分の時間を犠牲にしてつき合うんやない。自分をその上司にアピールしたり、その上司からええとこをとろうと思ったり、有益な情報を引き出してやろうと思うから。もっと能動的に「つき合う」ってこと。人間関係だって、自分でコントロールしてるんだ、という意識を持つことです。
――時間管理を含めて、生活も人づき合いも、自分で管理していくことが大切だと。大変興味深いお話を、どうもありがとうございました!
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