ダイヤモンド社のビジネス情報サイト
DOL特別レポート
【第120回】 2010年12月20日
著者・コラム紹介バックナンバー

“短時間睡眠本”や“朝活本”にだまされるな!
6時間半未満の睡眠では早死リスクが急増!?
“脳科学の最高権威”と“脳科学おばあちゃん”が
はじめて明かす、超「朝活」法

previous page
4
nextpage

――寝る前に考えていたことが、睡眠によって整理されて夢という形で素晴らしいアイデアとなって現出したわけですね。寝ることでよい考えも思いつき、頭もよくなるなんてすごい! でも、ストレスの多い現代人、「眠れない」という悩みを抱える人も少なくないようですが……。

 心配事や悩み事などで夜なかなか寝られないという人は、確かにいますね。寝よう寝ようと思うと、かえって眠れないものです。

 眠れないときは、いったんベッドを離れて、お気に入りの映画を観るとか、読書をするとか、好きなことをしてリラックスするといいですね。しかし、「眠れない」と悩む前に、ぜひ生活に取り入れていただきたい習慣があります。

競博士推奨の不眠対策は
「走れ!」

 それは「運動」、特にジョギングです。

 デスクワークをしていると、どうしても運動不足になりがちです。週3回、30分身体を動かすことで、適度に疲れて、夜も決まった時間に眠くなってくるはずです。

 私自身は46歳からジョギングをはじめ、2年間で体重は23kg減り、その後もジョギングを習慣として続けています。仕事で行き詰まったとき、悩みのあるときこそ、あえて悩み事や問題を考えながら走ることで、解決に向かうことができます。

 また、ジョギングは「身体にいい」だけでなく、実は脳にもよいのです。

 走ることで、脳内の最高中枢、「前頭前野」が働くことがわかっています。さらに、気持ちも前向きになりますし、不思議なことに食べすぎも起こらず、食事量が適正なものになるのです。

 もちろん、いきなり、走るのはハードルが高い、という人は軽く汗ばむ程度の「ウォーキング」からはじめてもいいのです。サッカーやバレーボールといった球技でもかまいません。とにかく、習慣的に運動することで不眠も解消され、ストレスにも強くなっていくのです。

 「睡眠」や「早起き」だけにとらわれるのではなく、そこに至るまでの1日のすごし方も視野に入れていただく。これが私の提唱する「朝活」を超えた、超「朝活」法、なのです。

previous page
4
nextpage
Special topics
ダイヤモンド・オンライン 関連記事


DOLSpecial

underline
昨日のランキング
直近1時間のランキング

話題の記事



DOL特別レポート

ダイヤモンド・オンライン編集部による取材記事および編集部厳選の特別寄稿。内外の政治や経済、産業、社会問題に及ぶ幅広いテーマを斬新な視点で分析する。

「DOL特別レポート」

⇒バックナンバー一覧