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'12/10/25

「新聞少年の像」修復へ



 中国新聞と全国紙など計5紙の広島市、廿日市市などの販売所でつくる広島地区新聞販売協議会は、広島市中区の中央公園にある「新聞少年の像」を修復する。設置から半世紀近くたち、老朽化で像がぐらついているため。作業は26日に始まり、約1カ月で終える予定という。

 像はブロンズ製で、高さは台座を含めて約3メートル。新聞の束を脇に抱えて配達する少年をかたどっている。昨年10月、中国新聞の販売所員たちが清掃していた際、像と台座に隙間ができていることに気付いた。

 像は日本新聞協会や各社の販売所でつくる「建設の会」が1963年に建立し、市に寄贈した。修復は、協議会が市に申し出た。修理費は約33万円とみて、協議会内で寄付を募るなどして工面する。

 津村芳輝会長(57)=南区=は「配達する人たちを励ましてきた像を後世に残したい」と話している。

【写真説明】26日から修復工事が始まる新聞少年の像(広島市中区)




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