たとえば量子論はこう理解する
感じる科学、さくら剛著、1,365円、サンクチュアリ出版
かつて、科学とは、うさんくさいものだった。
地球が宇宙の中心、と信じられていた時代に地動説を唱えたガリレオは、あまりにいかがわしいので異端審問にかけられた。
すべての生き物は神が作りたもうた、という当時の常識に反して「人間を含めたあらゆる生物が進化によって誕生した」とダーウィンは主張し、猛反発を受けた。
近世になって、科学技術が世の中を変え生活を豊かにするようになると、さすがに科学を批判する風潮はなくなったが、代わりに、「難しくてよく分からないもの」と敬遠されるようになった。
いやいや、そんなことはありません。科学っておもしろいんですよ〜! と解説してくれる書籍がたくさんあるなかで、今までにないユニークな解説書を見つけた。それがこの本、『感じる科学』である。
本書のユニークなところ、それは「バカバカしい」たとえ話が、これでもか! というくらい登場することだ。
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