『原発再稼働・理想と現実の狭間』(3)
『原発再稼働・理想と現実の狭間』(3)
大飯原発3・4号機の再稼働は、野田首相の容認発言で止むを得ない現状です。止める手段は残っていません。「理想と現実の狭間」で問題は揺れ動き、社会生活を守るという理由で現実が勝りました。
理想を求める「脱・原発依存論」は、確かに後退しました。問題は「原子炉規制法」の見直しです。「原子炉の40年廃炉規制」が提案され、国会で審議中です。既に民主党の閣議決定も済んでいます。
先日、40年稼働した美浜原発2号機の10年間運転延長を経済産業省原子力安全・保安院が認めました。確かに、改正前の法律では認める事は出来るが、現在改正案が進行中なのに許可するとは!。
如何に、原子力安全・保安院がお役所仕事に徹しているか判る。この法律改正が成立すれば、原子力規制庁が発足し、原子力安全・保安院は無くなります。故に、最後に存在を示す為の認可でしょう。
但し、混乱している今国会で、この改正案が成立しない場合。この愚かな「原子力安全・保安院」は生き残ることになるのです。政治が何も決められない現状では、その可能性も大であります。
野田首相は「原発が無ければ、日本経済は成り立たない。国民生活は守れない」と宣言しました。しかし、「国民の安全」は何処へ行ったのでしょう。「安全な生活」無くして国民が守れますか!。
大飯原発だけでなく、全国の老朽(40年以上)化した原発まで、危険を承知で稼働させる心算ですか!。国民の意思(脱・原発依存)を、今回は現実論で押し切っても、次回は絶対に許されません。
国民は理想論だけでなく、現実の問題も承知しています。しかし、「脱・原発依存」だけは譲れません。近い将来(20年程度)に、原発が無くなることを約束する公約を発表すべきでしょう。
それが出来なければ、野田政権は勿論、民主党も無くなります。覚悟が出来ているのですか!。消費増税は容認しても、大飯原発の再稼働を容認しても、「脱・原発依存」を否定する事は許されません。
熱海の爺
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民主党の小沢一郎元代表は9日、宇都宮市の会合で、野田佳彦首相が大飯原発3、4号機を再稼働すべきだと表明したことや、消費税増税関連法案を念頭に「国民生活のためにどうあるべきかという視点で政策を決めなければならないと批判した。これが本当なら小沢の使い道もあるのだが
2012/6/11(月) 午後 2:33 [ 一陽来復 ]
そんなに短期間で脱原発はできないでしょうね。
福島第一原発事故で起こったが、東海、女川、福島第二原発、大通りなど事故にならなかった原発に検証をし、公表すべきでしょうね。資源も無く、狭い国土で1億三千万人の国民を養うために高度技術産業品を輸出するためには必要ですよ。経済活動という社会生活の基本も考えてみましょう。
2012/6/11(月) 午後 2:44 [ 一陽来復 ]
一陽来復さん、「刑事被告人・小沢一郎」は、「国民生活のためにどうあるべきかという視点で政策を決めなければならないと批判した。」とありますが、具体的に何を批判したのでしょう。
2012/6/11(月) 午後 4:29 [ 熱海の爺 ]
一陽来復さん、「そんなに短期間で脱原発はできないでしょうね。」とは、近い将来(20年程度)を指しているのでしょうか!。原発40年廃炉規制が成立し、新規原発建設が停まれば、殆んどの原発は廃炉になります。「脱・原発依存」は成り立ちます。その間に電力需給の方式が改善されれば「脱・原発」さえ可能になります。「理想と現実の狭間」で解決されるでしょう。、
2012/6/11(月) 午後 4:47 [ 熱海の爺 ]