『原発再稼働・理想と現実の狭間』(2)
『原発再稼働・理想と現実の狭間』(2)
今朝のTV論調は、野田総理の「原発再稼働容認論」に批判的です。その理由は只一つ「脱・原発依存論」から逸脱したことでしょう。国民の大多数(80%以上)は「原発依存社会」を否定しています。
福島第1原発事故の現実を知る国民は、完全に「原発アレルギー」に陥っています。如何に専門家と称する人たちが「原発の安全性」を主張しても、疑心暗鬼の国民は誰も信じないでしょう。
この事実を知りたければ「消費増税問題」と共に「脱・原発依存」について、解散総選挙を行い国民に信を問うてみれば判ります。確かに、国民は今夏の「電力需給不足」に不安を感じています。
関西地区に於ける「計画停電」に対する恐怖心は、関西人の「個人エゴ」を呼び、「原子ムラ」と言われる「特殊集団」の脅迫に屈してしまいました。先天的な関西人の「個人エゴ」にはやむを得ないでしょう。
しかし、全国の一般国民が納得している訳ではありません。「暫定的な安全基準」での「大飯原発再稼働」を認めても「原発依存社会」を容認する気は毛頭ありません。完全に野田首相の勘違いです。
此のままでは、細野原発事故担当大臣が推進している「原発40年廃炉規制」の法制化も難しくなりました。若し、この法案が廃案になるなら、国民の望む「脱・原発依存」は不可能になるでしょう。
冷静に「理想と現実の狭間」で議論すべき「脱・原発依存論」は、最後の砦です。此の一線を超えれば、永遠に危険な「原子力発電所」は存在続けることになるでしょう。絶対に止めなければなりません!。
緑美しき日本の山河を、原発に汚染され、荒れ果てた国土にして良いでしょうか!。未来を託すべき子孫の子らに残すべき美しい郷土を守るために、次回の総選挙では冷静な判断が必要になります。
熱海の爺
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