ここから本文エリア 吾妻署長、火災現場で酔って暴言2012年10月25日 火災現場に酒に酔って現れ、住民に暴言を吐くなどしたとして、県警は24日、吾妻署長の林和夫警視(58)を更迭した。「署長を任せられない」とする県警は、正式処分前に異例の更迭。監察官室が、署長らから詳しく話を聞いている。 警務課の発表によると、林署長は20日午後10時半ごろ、高山村中山で物置1棟が全焼した火災現場に酒に酔った状態で臨場。近隣住民に暴言を吐いたうえ、止めに入った部下の頭を平手で殴った。25日付で警務部付に異動させ、後任の署長には安全安心推進課長の深沢正男警視が就く。 県警は暴言内容や酒量の詳細は「調査中」として発表していないが、林署長はかなり酒に酔っていたようだ。 県警幹部によると、林署長は直前まで、県警の関係団体幹部らと近くで飲酒。サイレンが聞こえたため、酒を飲まずに同席していた署の課長の運転で、現場に向かった。普段着だったという。 火災現場向かいの民家敷地内に無断で入り、住民に「何やってんだ。早く逃げろ」と大声を上げた。その後も消火活動から戻った住民に「まだ火が残ってるじゃねえか」と言って消火方法について説明させたとしている。課長が止めに入ったが、平手で頭を殴った。 その後、近隣住民が県警本部に通報。監察官室の調査に林署長は一連の行為を認め、翌21日に関係住民に「申し訳なかった」と謝罪したとしている。 大声を出した現場にいたという女性(77)は、朝日新聞などの取材に、「『何でホースを丸めているんだ』と怒られ、息子は腕につかみかかられていた。ふらついている感じだった。『俺は吾妻署長だ』とも叫んでいた」と話した。 県警警務部の上原健司警務参事官は「誠に遺憾。調査で明らかになった事実に対し、適切に対処したい」としている。
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