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山古志でニシキゴイの池揚げ
10月23日 20時53分

山古志でニシキゴイの池揚げ

大きな被害をもたらした新潟県中越地震から23日で8年になります。
国内有数の産地、新潟県長岡市の山古志地区では、地震のあと稚魚から育ててきたニシキゴイを屋外の池から観賞用の室内のいけすに移す「池揚げ」の作業が最盛期を迎えています。

旧山古志村、現在の長岡市山古志地区では8年前の中越地震で野池と呼ばれる養殖施設が壊れ、大量のコイが死ぬなど大きな被害を受けました。
その後、野池の修復が進み、コイの養殖も再開されていて、この時期は美しく育ったニシキゴイを野池から屋内のいけすに移し、愛好家などに披露する「池揚げ」の作業が最盛期を迎えています。
山古志地区で30年に渡って養鯉業を営む田中重雄さんは2年かけて亀裂が入った野池を修復し、事業を再開しました。
地震のあと、稚魚から育ててきたニシキゴイは、80センチを超える大きさに成長しました。
田中さんは、「地震のあと、稚魚から育ててきたコイが、ようやく大きくなってくれた。コイを通して、お客さんたちも復興を感じてくれると思います」と話していました。
いけすに移されたニシキゴイは、今週末、小千谷市で開かれる品評会に出品されるほか、全国をはじめ、海外にも出荷されるということです。

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