事件放射性物質含む金属を不正販売 容疑で韓国籍の女ら逮捕2012.10.12 14:55

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放射性物質含む金属を不正販売 容疑で韓国籍の女ら逮捕

2012.10.12 14:55

 放射性セシウムの金属片を無許可で販売していたとして、警視庁生活環境課などは、放射線障害防止法違反(譲渡制限)の疑いで、ともに韓国籍で東京都荒川区の放射線測定器販売会社「オアシス」社員、黄娟煕(27)=同区東日暮里=と、景善美(28)=新宿区北新宿=の両容疑者を逮捕した。同課によると、黄容疑者らは「社長が外国から持ってきた」と供述しており、同課は社長からも事情を聴き、入手ルートの特定を進める。

 捜査関係者によると、東京電力福島第1原発事故以降、放射性物質譲渡の摘発は全国初。同社は東京や福島など少なくとも12都府県で販売していたとみられ、同課は原発事故後の国民の不安感を悪用した犯行とみている。

 逮捕容疑は、昨年10月~今年4月、基準値の約4倍の37キロベクレルを含む放射性セシウム137の金属片18個を17人に1個約3万3千円で販売したとしている。客の17人のうち5人についても違法性を認識しながら購入したとして、同法違反容疑で書類送検した。

 金属片は500円玉大のコイン型で、放射線測定器が正常に作動するか確認するために使われる。金属片から50センチの距離に1年間いると42マイクロシーベルト被曝することになるという。

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