石ノ森章太郎先生2
昨日の「とことん石ノ森章太郎」(NHKBS2夜8時~)はアニメシリーズで、「星の子チョビン」「空飛ぶ幽霊船」「幻魔大戦」と石ノ森先生の人生だった。「星の子チョビン」は子供のころ大好きだった。かわいくて、勇敢で強いチョビンまだ、さなぎだけどかっこよく見える。
劇場「空飛ぶ幽霊船」(昭和44年)は宮崎駿氏も手掛けていて、クオリティーが高いとの評判は知っていましたが、初めて見ました。よかったです。幽霊船が空を飛ぶシーンは幻想的。主人公の少年が、親の死や大人の醜さ、矛盾に負けずに勇敢に戦っていく。素直に感動します。BOAジュースは子供だったらすごい恐怖心を感じるだろうな~。本当にクオリティーの高い作品です。素晴らしい!ストレートな内容だけど、深く、芸術性も高い。この作品ひとつで論文が書けるよう。
石ノ森先生には、きれいでやさしいお姉さんがいらした、姉弟で幼い頃、一緒に物語を作ったりして遊んだ。お姉さんは、弟が漫画家として上京するのを後押しをしてくれた。ぜんそくで苦しんでいたお姉さんも、上京し、あの、トキワ荘で共に暮らす、しかしぜんそくが悪化し、入院してしまう。石ノ森先生が映画を見に行っている間に、お姉さんは病院で一人で亡くなってしまったという・・・先生の辛い悲しい心を、想像すると涙がでてくる。先生は、苦しくてくるしくて、その中で漫画を描くしかなかったのだろう。愛する身内の死を乗り越えて、さらに深い、芸術性の高い作品が生まれた。これが芸術家の宿命か。「幻魔大戦」ではお姉さんが登場する。先生の想いが心をうつ。
名作漫画「龍神沼」「JUN」は昔、姉が持っていて私は幼い頃読んだけど、当時は作品の素晴らしさはわからなかった。残念ながら今はないらしい。もったいない!すごく読みたくなった。そろえようかな。 3月27日
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