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『愛ぬすびと』

週刊テキトー藤子A先生作品レポート 第10回

 藤子ファンとしてはまだ若輩者であるこの俺が、なるべく初心者向きに藤子作品の魅力をテキトーに語るこのコーナーもついに記念すべき10回目を迎えました。どうせ10回を迎えたので、普通に考えては取りあげないような作品を紹介します。今回は『愛ぬすびと』です。

連載期間
女性セブン 1973年5月16日〜8月8日号(全12話)

私が集めた単行本
中公漫画業書(中央公論社)全1巻(96年発売、現在絶版、昨年「まんだらけ」にて、発売当時の値段より低価格の840円で購入)

現在市販中単行本
現在絶版

 78年にセブンコミックスが出版されたそうですが、何故か第5話が未収録だそうです。でも、私の場合は96年に発売された完全版を発売当時の1000円よりも、低価格の840円で購読できました。その時はラッキーとしか言いようがなかったですね。この調子で『愛たずねびと』の方も完全版を刊行して貰いたい(ブッキング様お願いしますよ)。

内容紹介
 旅行代理店に勤務する愛誠は、僧帽弁狭窄症という心臓の病を抱える愛妻優子を抱えていた。愛妻の入院費を稼ぐために、サイドワークの結婚詐欺で、次々と女性を手にかけてく。

 私がどれだけ『愛ぬすびと』が好きかと言うと、こちらをご覧下さい
http://blogs.yahoo.co.jp/ningenyajirobe/14872264.html
 私がA先生描くブラックな作品群の中でも特にお気に入りの作品である。基本的には『笑ウせぇるすまん』と同じタイプの作品だと思う。しかし、喪黒福造と違って、愛誠が「血の通った人間」として描かれてることが見事である。そして、愛優子は俺が選ぶ藤子A作品ベストヒロインである。「心臓に重病を抱え、死を内包している」と言えば、個人的には『半分の月がのぼる空』のヒロイン秋庭里香を思い出す。里香と優子は性格は対照的だが、「難病に冒され死を内包している」というからこそ、芯の強さ感じるという点では何ら変わらない。そして、個人的な意見だが、愛優子のヒロインは『まんが道』の続編で、現在も連載中の『愛 しりめし頃に』の初期ヒロインと言っても過言ではない石ノ森章太郎氏の姉で早逝された小野寺由恵さんなのでは?とも思ってる。

 結婚詐欺の悲哀を描いたはかないまでの心の葛藤のドラマ(パクリ表現するな、俺)。

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失礼いたします。・・・私のblogもご覧になってみてください。 削除

2008/6/6(金) 午後 4:36 [ サイドワーカー ]

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