2007年11月13日
"天才"石ノ森章太郎
漫画家の話。三人目は石ノ森章太郎について語りたいと思います。
"天才"の定義は人それぞれ解釈が違ったりするでしょうが、それはさておき、石ノ森章太郎は"天才"の名をほしいままにしました。
けど本人は「天才なんて努力してないみたいだから、職人と呼ばれたい」と思ってたそうです。
なぜ天才と呼ばれてたか?
それは若くして素晴らしい才能に恵まれ、精力的に活動していたからに他ありません。
石ノ森章太郎はすでに中学生にして、「東日本漫画研究会」という今で言う同人誌グループを設立し、その主宰として全国から投稿者を集い、同人誌「墨汁一滴」を発行。もちろん自分の作品も発表しました。
そこで卓越したセンスと画力をみせつけ、早くも高校在学中には「漫画少年」誌にてデビュー作「二級天使」を同誌休刊まで連載しています。
それからは二十歳そこそこの若者でありながら、数多くの仕事を抱え、当時仕事の少なかった年上の赤塚不二夫をアシスタントに使うほど売れっ子になっていました。
なぜこの人はこんなに才能にあふれていたのでしょうか?
生まれ持った部分もあるでしょうが、石ノ森の才能が開花したのは彼の姉、小野寺由恵の存在が大きかったと思います。
"天才"の定義は人それぞれ解釈が違ったりするでしょうが、それはさておき、石ノ森章太郎は"天才"の名をほしいままにしました。
けど本人は「天才なんて努力してないみたいだから、職人と呼ばれたい」と思ってたそうです。
なぜ天才と呼ばれてたか?
それは若くして素晴らしい才能に恵まれ、精力的に活動していたからに他ありません。
石ノ森章太郎はすでに中学生にして、「東日本漫画研究会」という今で言う同人誌グループを設立し、その主宰として全国から投稿者を集い、同人誌「墨汁一滴」を発行。もちろん自分の作品も発表しました。
そこで卓越したセンスと画力をみせつけ、早くも高校在学中には「漫画少年」誌にてデビュー作「二級天使」を同誌休刊まで連載しています。
それからは二十歳そこそこの若者でありながら、数多くの仕事を抱え、当時仕事の少なかった年上の赤塚不二夫をアシスタントに使うほど売れっ子になっていました。
なぜこの人はこんなに才能にあふれていたのでしょうか?
生まれ持った部分もあるでしょうが、石ノ森の才能が開花したのは彼の姉、小野寺由恵の存在が大きかったと思います。
石ノ森章太郎。本名小野寺章太郎の三歳違いの姉、由恵は喘息の持病があり、家で療養することが多い病弱な人でした。
そして、幼い頃の石ノ森も一時期病気になったことがあり、姉弟は一緒にいる時間がとても長かった様です。
小野寺家には他にも兄弟がいますが、この二人の仲はとても良く、その間に入っていきずらい雰囲気があったと石ノ森の弟は後に語っています。
姉が喘息の発作を起こした時に介抱するのは石ノ森の役目でした。
しかし、石ノ森は苦しむ姉の姿を見るのが苦痛で、できるならその役目から逃げたいと思っていました。
そんな病弱な姉と一緒にする遊びといえば、当然家の中での遊びや、二人で静かに本を読むくらいしかありません。
ある日あらかた本を読み終えて退屈している石ノ森に姉はこう提案しました。
「本がないなら自分たちでつくっちゃおうか?」
姉・由恵が文をかいて、弟・章太郎が絵をかく、二人だけの本。
これが"萬画家"石ノ森章太郎の原点です。
余談ですが、小野寺由恵の容姿についても語っておきましょう。
弟・石ノ森章太郎の容貌はメディアに数多く露出してた人なので知ってる人は多いでしょう。
盟友・赤塚不二夫の言をかりると、「ジャガイモの崩れたような顔」です。
・・・失礼ながら的確です。
じゃ、姉も弟のような・・・と普通は思います。
しかし、予想を裏切り、これまた失礼ながら弟とは似ても似つかない清楚な美人でした。
そして、また赤塚不二夫の言をかりると、「インドの美人ってかんじ」の人だそうです。
残された写真をみると、確かにその通りの目鼻立ちのハッキリした美人です。
姉・弟の共通点は輪郭くらいでしょうか?
後に、その姉・由恵もトキワ荘に住む事になるのですが、当然他のトキワ荘メンバーは男所帯の中にやってきた美女の出現に色めきたちました。
けれど、誰も由恵と交際する事はありませんでした。
その理由はまた次回以降に語ります。
そして、幼い頃の石ノ森も一時期病気になったことがあり、姉弟は一緒にいる時間がとても長かった様です。
小野寺家には他にも兄弟がいますが、この二人の仲はとても良く、その間に入っていきずらい雰囲気があったと石ノ森の弟は後に語っています。
姉が喘息の発作を起こした時に介抱するのは石ノ森の役目でした。
しかし、石ノ森は苦しむ姉の姿を見るのが苦痛で、できるならその役目から逃げたいと思っていました。
そんな病弱な姉と一緒にする遊びといえば、当然家の中での遊びや、二人で静かに本を読むくらいしかありません。
ある日あらかた本を読み終えて退屈している石ノ森に姉はこう提案しました。
「本がないなら自分たちでつくっちゃおうか?」
姉・由恵が文をかいて、弟・章太郎が絵をかく、二人だけの本。
これが"萬画家"石ノ森章太郎の原点です。
余談ですが、小野寺由恵の容姿についても語っておきましょう。
弟・石ノ森章太郎の容貌はメディアに数多く露出してた人なので知ってる人は多いでしょう。
盟友・赤塚不二夫の言をかりると、「ジャガイモの崩れたような顔」です。
・・・失礼ながら的確です。
じゃ、姉も弟のような・・・と普通は思います。
しかし、予想を裏切り、これまた失礼ながら弟とは似ても似つかない清楚な美人でした。
そして、また赤塚不二夫の言をかりると、「インドの美人ってかんじ」の人だそうです。
残された写真をみると、確かにその通りの目鼻立ちのハッキリした美人です。
姉・弟の共通点は輪郭くらいでしょうか?
後に、その姉・由恵もトキワ荘に住む事になるのですが、当然他のトキワ荘メンバーは男所帯の中にやってきた美女の出現に色めきたちました。
けれど、誰も由恵と交際する事はありませんでした。
その理由はまた次回以降に語ります。
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コメント一覧
1. Posted by 新宿酒店 2007年11月15日 02:41
いつも、楽しく拝見させていただいてます。漫画に対する原田先生の知識には驚かされっぱなしです。
好きなことでもなかなかそこまでは…と私など思ってしまうのですが、それ以上に好き、いやそれしかないっと言ったところでしょうか、なにか役にたつ時が来れば…いやきっと来るに違いありませんそのときまでガンバッテ下さい。また、拝見させていただきます。
好きなことでもなかなかそこまでは…と私など思ってしまうのですが、それ以上に好き、いやそれしかないっと言ったところでしょうか、なにか役にたつ時が来れば…いやきっと来るに違いありませんそのときまでガンバッテ下さい。また、拝見させていただきます。
2. Posted by 原田高夕己 2007年11月15日 02:55
>新宿酒店さん。コメントどうもです。
カキコミ時間みると、仕事終えて現在タクシーの中といった所でしょうか?
お疲れ様です。
この役にたたない知識が役に立つ時が本当に来るのでしょうかね・・・。
つーかブログがんばるよりも自分の漫画描くのをがんばるのが先ですよ。
あまり筆がすすんでませんけど・・・
カキコミ時間みると、仕事終えて現在タクシーの中といった所でしょうか?
お疲れ様です。
この役にたたない知識が役に立つ時が本当に来るのでしょうかね・・・。
つーかブログがんばるよりも自分の漫画描くのをがんばるのが先ですよ。
あまり筆がすすんでませんけど・・・