兵庫県尼崎市の連続死体遺棄事件で、角田美代子被告の周辺では、尼崎市内の別の家族も一家離散していたことが分かりました。
「『ドン』という壁にぶち当たるような音。『助けて』『痛い』という、女の人の声がした」
こう話すのは、角田美代子被告（６４）らにより、離散に追い込まれた家族の近所の人で、ＦＮＮの独自インタビューに答えました。
美代子被告（６４）の周辺では、１０月、兵庫県尼崎市の住宅で、谷本隆さん（６８）、仲島茉莉子さん（２９）、安藤みつゑさん（７１）の遺体が相次いで見つかり５人が行方不明です。
そして今回、新たに判明した一家も、およそ１４年前に離散に追い込まれていたことが関係者などの話で新たに分かりました。
この家には女性とその三男が暮らしていましたが、およそ１４年前、女性の姉の葬儀を巡るトラブルで美代子被告らが出入りするようになりました。
一家離散した家族を知る人は「（祖母は）口に布を詰められ、水や食事も一日一回、座布団の上に寝かされていた」「私が出たら、息子たちがどんな目にあうかわからない。殺されるかもわからん」と話しています。
その後、この女性は家財道具などとともに、姿を消していたということです。
女性の長男と三男は当時、「トラブルに巻き込まれて、まとまった金が必要になった」と突然、会社を退職して退職金を受け取ったあと、連絡が取れなくなったということです。

この女性の孫は、角田被告の養子になっていて、警察は当時の詳しい状況を調べています。

尼崎市の連続死体遺棄事件で、別の死体遺棄事件の主犯格とされる女の親族の男性が、貸倉庫でドラム缶にコンクリート詰めにされ、海に捨てられた疑いがあることが分かりました。
角田美代子被告は、尼崎市内で当時６６歳の大江和子さんの遺体がドラム缶にコンクリート詰めにされ、捨てられた事件の主犯格とされます。
美代子被告の周辺では、３人の遺体がみつかり、親族など５人が行方不明となっています。
捜査関係者によりますと、行方不明となっている５４歳の親族の男性が、尼崎市内の貸倉庫でドラム缶にコンクリート詰めにされた疑いがあることが分かりました。
貸倉庫は、大江さんの遺体がドラム缶にコンクリート詰めにされたのと同じ場所で、警察が、詳しい経緯を調べています。
関係者は、遺体は岡山県内の海に捨てられたと証言していて、警察は、来週にも、捜索に乗り出す方針です。

京都市の公立中学校の男性教師が、今年春から授業中に複数の女子生徒のスカートの中を盗撮していたことがわかりました。
今月１９日、京都市の公立中学校で理科の授業中に、２８歳の男性教師がデジタルカメラで下からあおるように撮影しているのを女子生徒が見つけました。
女子生徒から相談を受けた学校側が調査したところ、男性教師が業務で使っていたパソコンなどからスカートの中を盗撮した画像が１００枚以上見つかりました。
男性教師は「今年の春から盗撮していた」と話しているということです。
男性教師は学校のホームページ用の授業風景写真の撮影も担当していて、教育委員会は処分を検討しています。

大阪府和泉市議会は市民税を５％減税する条例案を可決しました。
自治体による市民税減税は全国で４例目です。

２５日の和泉市議会では、辻宏康市長が提案した来年度の市民税を５％減税する条例案などが審議されました。
辻市長は去年も市民税の１０％減税を提案しましたが、財源不足などを理由に市議会で否決されました。
ことしは人員削減などで、５％の減税分に相当する４億４０００万円以上歳出削減ができたとして、減税幅を５％に縮小した案を改めて提出していました。
市議会では、「減税できる財政状況ではなく見通しが甘い」「来年の市長選挙に向けた単なる人気取り」といった反対意見も出ましたが、減税案は賛成多数で可決されました。
自治体による市民税減税は全国で４例目となります。

２４日、東大阪市と八尾市で起きた連続不審火で放火したとみられる犯人が自転車を使って犯行に及んでいた疑いがあることが分かりました。
２４日午後２時半ごろ大阪府八尾市の空き家から火が出ておよそ１００平方メートルを全焼しました。
その１時間ほど後に約２キロ離れた東大阪市内でも空き家から出火し合わせて２棟、２５０平方メートルが焼けました。
２件の不審火は同一犯による放火とみられ、場所や時間の間隔から犯人は自転車を使って移動し犯行に及んだ疑いがあることが分かりました。
現場の周辺では先月から不審火が１６件相次いでいて、近くでは自転車に乗った不審な人物が度々目撃されていました。
【別の不審火があった現場近くの住民】
「ここに男の人が自転車で立っていた」
「ボーボー燃えてるのに何も声も出さずにおったのは不思議に思いますやんか」
警察は２４日朝から現場検証を行っていて、１６件の不審火が同一犯による連続放火の疑いがあるとみて関連を調べています。