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中国の海洋監視船4隻が領海に侵入
10月25日 8時49分

中国の海洋監視船4隻が領海に侵入
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25日朝、沖縄県の尖閣諸島の沖合で、中国の海洋監視船4隻が日本の領海に侵入し、海上保安本部が領海の外に出るよう警告しています。
中国当局の船が尖閣諸島沖の日本の領海に侵入するのは、今月3日以来です。

25日午前6時半ごろ、尖閣諸島の南小島の南南東およそ22キロの海域で、中国の海洋監視船3隻が日本の領海に侵入したのを、警戒に当たっていた第11管区海上保安本部の巡視船が確認しました。
さらに、午前7時半ごろには、別の海洋監視船1隻も領海に入りました。
領海に入ったのは、中国・国家海洋局所属の「海監51」、「海監66」、「海監75」、「海監83」の4隻です。
午前11時現在、4隻は領海内で航行を続けているということで、海上保安本部は、無線などを通じて領海の外に出るよう警告しています。
また、午前7時半ごろには尖閣諸島の久場島の北西で、中国の漁業監視船2隻が日本の領海のすぐ外側にある接続水域で航行しているのが確認され、その後もこの海域で航行を続けているということです。
領海に侵入した海洋監視船4隻は、今月20日から尖閣諸島沖の接続水域への出はいりを繰り返していたもので、中国当局の船が尖閣諸島沖の領海に侵入するのは今月3日以来です。

政府態勢強化し警戒

中国の海洋監視船3隻が相次いで日本の領海に侵入したのを受けて、政府は、総理大臣官邸の危機管理センターに設置していた「情報連絡室」を「官邸対策室」に切り替え、態勢を強化して情報収集と警戒に当たっています。

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