2012年 10月 24日 井笠鉄道バス引継ぎに準備進む △▼ 笠岡市の井笠鉄道が今月末でバス事業を廃止する問題で運行の引き継ぎ準備が進んでいます。来月からの時刻表がバス停に貼り出されたほか、関係自治体は通学定期券の購入補助を行う考えを示しました。来月からの時刻表は、福山市の中国バスなど事業を引き継ぐバス会社が国から来年３月末までの運行を認められたことを受けて主なバス停１０００カ所に貼られました。井笠鉄道の路線バスは現在、７１路線で運行されていますが引き継がれるのは５３路線で、このうち２０路線は減便され、ダイヤは大幅に縮小されます。一方、バス路線がある７つの市と町などで作る対策会議は懸案となっている定期券の扱いについて協議しました。井笠鉄道の定期券は来月以降、使うことができませんが有効期間が残っている定期券は約５００枚あり、そのうち約４５０枚は通学定期が占めています。井笠鉄道は「払い戻しには応じない」としているため対策会議は通学定期については中国バスが新たに発行する定期券の費用の半分を関係自治体で補助する考えを示しました。中国バスと協議し、今週中にも正式に決める方針です。また、対策会議は国に対して路線バス存続への支援を求めるため、２６日、国土交通省を訪れることを決めました。 ＪＡ香川県元職員を詐欺容疑で逮捕 ▲▼ ＪＡ香川県の元職員の男が顧客の貯金約１１２０万円をだまし取ったとして詐欺の疑いで２４日、警察に逮捕されました。逮捕されたのはＪＡ香川県の元職員山下哲生容疑者（３４）です。警察の調べによりますと山下容疑者は高松市の塩上支店に勤務していた２００９年１２月からおととし８月にかけて高松市の７９歳の男性と７７歳の女性に対し定期貯金を共済に切り替えるよう持ちかけ貯金を解約。実際には切り替えず合わせて約１１２０万円をだまし取った疑いです。被害者からの相談で発覚したものでＪＡ香川県は先月山下容疑者を懲戒解雇し、警察へ告訴していました。警察の調べに対し山下容疑者は「贅沢な生活がしたかった。金は遊興費などに使った」と容疑を認めているということです。ＪＡ香川県では職員の不祥事が相次ぎ先月までに県から３回の業務改善命令が出されていて、「今後業務改善命令を確実に行い、職員のコンプライアンス意識を徹底させる」としています。 後楽園で松のこも巻き ▲▼ ２４日の瀬戸内地方は放射冷却の影響で、各地で今シーズン一番の冷え込みとなりました。岡山市の後楽園では秋の風物詩松のこも巻きが行われました。松のこも巻きは松の葉を食べる害虫マツカレハが、冬を越すために地中に降りる習性を利用し「こも」と呼ばれるむしろの中におびきよせるものです。２４日朝の岡山市は最低気温が９．８度と今シーズン一番の冷え込みとなる中、後楽園では、作業員が園内の約２４０本の松にこもを巻きつけていきました。最近は、管理が行き届いているため、松の害虫被害はほとんどありませんが、後楽園では四季を感じてもらうため、毎年寒くなる前のこの時期にこも巻きを行っていて秋の風物詩となっています。今回巻いたこもは来年３月の啓蟄の前に取り外されます。 日生カキオコがＢ１の５位を報告 ▲▽ ご当地グルメの祭典、Ｂ１グランプリで５位に入賞した「日生カキオコまちづくりの会」が地元備前市役所を訪れ、結果を報告しました。日生カキオコまちづくりの会のメンバー６人はそろいの黄色いＴシャツ姿で賞状とのぼりを手に西岡市長を表敬訪問しました。今月２０日と２１日に北九州市で行われたＢ１グランプリで堂々の５位と、２年連続の入賞を果たし、去年の９位から順位を上げた日生カキオコ。西岡市長からは「喜ばしいし誇らしい。去年の９位から今年は５位。来年は２位ですね」と祝福の言葉が贈られました。日生カキオコまちづくりの会は来月１７日と１８日の２日間、ＪＲ伊部駅周辺で開かれるおかやまご当地グルメフェスタに出店することになっています。