旅行保険金詐欺未遂 ４人逮捕

10月24日 15時56分

海外旅行中に食中毒になり、病院で治療を受けたとするうその書類を損害保険会社に提出し保険金およそ２００万円をだまし取ろうとしたとして、暴力団幹部４人が警視庁に逮捕されました。

逮捕されたのは住吉会系の暴力団幹部山家幸弘容疑者（４５）ら４人です。
警視庁の調べによりますと、４人は去年１１月、フィリピンに旅行した際に食中毒になったり購入した貴金属が盗まれたりしたとうそを言って、診断書や領収書を偽造し、損害保険会社から保険金およそ２００万円をだまし取ろうとしたとして、詐欺未遂の疑いが持たれています。
４人はフィリピンに向かう前に海外旅行の傷害保険に加入しましたが、診断書を書いたとする医師が実在していなかったほか、貴金属を購入した事実も確認できなかったということです。
請求された医療費が高額だったことを不審に思った保険会社が警察に届け出て、不正が発覚しました。警視庁によりますと、山家容疑者ら３人は「やっていない」などと否認しているということです。