陸上自衛隊とアメリカ陸軍の共同演習が滋賀県で始まり、アメリカ陸軍の最新鋭装甲車「ストライカー」が初めて参加しました。
ストライカー装甲車は、従来の装甲車と比べて軽く、輸送機で運ぶことができ、機動力が高いのが特徴です。今回の派遣は、アジアを重視するアメリカ軍の新戦略の一環とみられています。訓練は来月7日まで、市街地での戦闘を想定して行われます。
一方、福井県の若狭湾沖では、海上自衛隊と海上保安庁が参加し、不審船が大飯原発に向かっているという想定で訓練が行われました。自衛隊の護衛艦に海上保安庁のヘリコプターが着艦し、給油の手順を確認しました。共同訓練は1999年から行われていますが、今回は、先週に東シナ海で訓練を行った中国海軍の動きをけん制する狙いもあるものとみられます。