自己紹介・EMの説明 （2001年）
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平成13年（2001年）
4月6日放送分
司会：日吉陽子 解説：比嘉照夫
画面 右下 Impatient? をクリック 自己紹介をお願いします。
琉球大学農学部教授 比嘉照夫です。
小学校の時から農業が大好きで、農業がこの世の中で、最も尊い仕事だと信じておりました。農林高校で「農は国の素なるぞ」と教えられ、この言葉の虜となりました。農業を発展させるためには、命と引き替えでもいい。と感じ勉強をしてきました。ですけれども、当時は化学肥料・農薬を研究する方が農業の発展と思っていました。実際にエキスパートとなった訳ですが、自分自身が酷い農薬中毒に冒されこのままでは化学肥料を使用している農業が国を滅ぼしてしまうのではないかと「農は国の素なるぞ」が、逆になってしまう。このままでは農学者としての責任も果たせないので、研究の方向を化学肥料を使わない方向へということで、微生物の研究に入った訳です。 これがこれからお話するＥＭという有用微生物の開発に結びついて、このことが化学肥料、農薬を使わない農業。それがどんどん発展すると同時に、ＥＭを使うと環境が良くなる、例えば水が綺麗になる、ゴミ処理だとか、他にさらに人間が健康になる。機材が錆びないとか色々な形で抗酸化作用という、非常に有用なキーワードといえる技術が開発できるようになりました。 そこで私の活動としては、農学だけではなく環境、医学、工学とあらゆる分野の開発に関わりました。そこで、最初に懸念した農薬が国を滅ぼしていくことが解決できた。という事でこのままこの技術を使っていけば、「農は国の素になるぞ」 と胸を張って言えるようになりました。 ＥＭを初めて聞く方もいますので、ＥＭについて簡単に説明をお願いします。
Ｅは、エフェクティブ（Ｅｆｆｅｃｔｉｖｅ）＝有用という意味です。Ｍは、マイクロオ−ガニズム（Ｍｉｃｒｏｏｒｇａｎｉｓｍｓ）＝微生物です。有用微生物の英語の単語の頭文字をとったのがＥＭです。
有用微生物とは、動物・植物・人間等自然界にとってプラスはあってもマイナスはない微生物を有用微生物と私達は言っています。ですから、この微生物は、飲んだり食べたり、お風呂に入れて使おうが人間にはプラスになっても、又環境にプラスになっても悪い事は起こらない。普通は微生物といえばばい菌とか悪いものと考えがちですが、このＥＭのグループは全てにおいてプラスにしか作用しない。どういう微生物なのかというと、食品加工に使われている「乳酸菌」とか「酵母」「こうじカビ」「納豆菌」という昔から良いとされているグループの集合体、共存体なのです。しかし、ただ混ぜた訳ではなくそれぞれの役割がうまくコンビネーションを組んでいる。 このＥＭの素菌はある程度の値段で市販されています。これを米のとぎ汁で増やしたり、砂糖で増やしたり糖蜜で増やしたり、やり方は沢山あります。これはパンフレットにありますので、自分で２０倍１００倍に増やす事が出来ます。ＥＭを使用していくと、いつのまにか環境が微生物の多い環境になっていく、これは全てが健全になるということです。 人間の身体が悪くなったり、環境が悪くなったりということは本質には強烈な酸化作用で、その裏には悪い微生物が沢山増えているという実態があります。悪い微生物の活動を抑える事で健康も環境も農業も全てうまくいくというのが、ＥＭを徹底して使おうという背景にあります。 ＥＭは何故こんなに効果があるのかというと、これは抗酸化物質にあります。ものを錆びさしたり、腐らせたりという有害な作用を酸化といい、これを止める力があり、また、酸化したのをもとに戻す働きがある。世の中悪くなるというのは、酸化するのが殆どであってこれを止める抗酸化作用がある抗酸化物質をつくる。いま抗酸化物質が身体に良いと言われているが、ＥＭはその善玉菌を集めたもので、それを扱いながら問題が起こることはよほどのことがない限りありませんし、常識的な使い方で悪ことが起きることは有りません。畑、田んぼ、生ゴミ処理等、環境の悪い所にＥＭが増えていくとたちどころに良くなります。夢のような話ですが、２０年前に完成して普及に入って１９年になります。いま世界で一番研究されて、検証されていて、一番広がっているのがこのＥＭです。国際会議もあり、インターネットでも情報が検索できます。 4月13日放送分 司会：日吉陽子 解説：比嘉照夫
画面 右下 Impatient? をクリック ＥＭは広い分野で使用されていますが、その効果のもと、原理は何なんでしょうか？
一般に微生物が何か反応を起こすのは、微生物がもっている酵素が反応を起こすということです。この酵素の中で非常に重要なのは、酸化を起こす酵素と酸化を止める酵素があって、良い微生物は抗酸化酵素の作用が強い。この世の中で悪い事とは、全て酸化現象として起こります。環境が悪くなるのも、人間が病気になるのも、鉄が錆びるのも、機械が古くなるのも全て酸化なのです。
ＥＭは抗酸化酵素をだす為に、悪なるもとを全部取ってしまう、悪くさせないことが大きなポイントなんです。普通は抗酸化物質というと、ポリフェノール・ビタミンＣとかいいますが、それよりもさらに繰り返し効果を出し、蓄積していくのが酵素の特性です。もう１つは非イオン化といいまして、物質が電気を帯びさせないという性質があります。静電気の発生を止めたり、水の中のイオンを止めたりするので、ＥＭで洗濯をすると、汚れは全て電気を帯びておりこの電気が取れることで、ＥＭを使うと良い成果が得られます。 柔軟剤もいらないということですか？
そうです。
柔軟剤も電気を取る働きがありますから、非イオン化といのが２つ目のポイントとなります。３つ目は、磁気共鳴波動といいまして、磁石を当てるとある波動が出てきてこの波動が色んなものをマイナスのエネルギーからプラスのエネルギ−に変換させる働き、このような特異的働きがあります。今の言葉でいえば重力波といいまして、重力波の用としてはバラバラになったエネルギーを回収して、方向性（ベクトル）を変えてエネルギー化（物質化）して環境を綺麗にしていくこうゆう波動があります。 ＥＭの効果はこれと繋がりがあります。ＥＭは、抗酸化・非イオン化そして重量波動の作用この３つが備わり、万能的な性格を持っています。悪い事が起きるのは酸化作用と、波動がバラバラになっていいくということと、酷いイオン化現象が起きるという３つの原因があります。この３つを止める、もとへ戻す。というのが、化学的に言えばＥＭの効果なのです。 ＥＭまめまめ辞典
米のとぎ汁は、川や海とかの汚染の原因になっていると言われています。ＥＭ、米のとぎ汁発酵液は、どのように使用すれば良いですか？
１番簡単なのはお風呂に使用することです。コップ１杯くらいいれます。そうすると、どんな素晴らしい温泉よりもこちらの方が効果があります。湯冷めがしない・皮膚疾患の方の症状が軽くなる。そのお湯を捨てると、下水、川、海が最終的に綺麗になります。循環型のお風呂でも効果は高いです。お風呂の水を洗濯に使用しても良いです。色々と資源を上手に使って下さい。
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