北朝鮮食料問題解決・岩手県知事と対談 （2001年)
|
平成１３年(2001年）
4月20日放送分 司会：日吉陽子 解説：比嘉照夫
画面 右下 Impatient? をクリック
北朝鮮の食糧問題を解決したお話を詳しく聞かせて下さい。
１９９５年に北朝鮮は干ばつと、ひどい大洪水がありました。１９９６年の春に朝鮮総連の方々からＥＭ技術を導入したい、そしてこの酷い状態を抜け出したいという相談がありました。私は共産主義を嫌いだと言っているので北朝鮮も心配して、「先生は、困った国は全て助ける。と書いています」と言われたので、とにかく現場を見る事にしました。１９９６年の４月も末に北朝鮮に行きました。
行ってみて驚いたのが、ずっと酷い状態でこのままでは駄目だと、このままでは大変なことになる。徹底してＥＭをいれるべきだだと考え、日本にあるＥＭを集めて応援しました。そしたら又１９９６年も干ばつが続いたんです。私は放っておけないので、９６年の暮れから９７年の初冬にかけて向こうに建物を建ててＥＭ工場の建物も作ってもらって、ＥＭの機械を無償であげますので思い切りＥＭをつくって使わそう。ということで、９７年から始まりました。 ９７年は全体の５分の１位しか使えなかったんですが、かなり成果がでました。９８年から全農地の６割位に広がってその段階で、飢えから脱する事が出来ました。９９年は、過去このように豊作になった年はないといった位豊作になった。そのころは９０％位ＥＭが使用されていました。
去年の２０００年は干ばつで田植えが１ヶ月遅れて、業績的には２〜３割収量減ということになりましたが、実際は大豊作だった９９年の５％増になっている。去年の１０月位から１１月位迄、「北朝鮮食糧危機再び。」という報道がありましたが、年を越して３月、４月になって食糧が大変だという報道は１つも入ってこないです。実際国際社会が米を援助しており、去年は７０万トンです。国連では１８０万トン〜２５０万トン足りなくなるであろうという去年の１０月の予測しました。しかし実際には備蓄米として援助を貰ったのは７０万トン位で、充分に基本食糧は確保できた事になります。現実に、北朝鮮の人達も確認すると、飢えは心配ありません。そうはっきり言われますので、ＥＭを国全体で使用すれば素晴らしい事ができます。 今も年に２回程北朝鮮に行きますが、９６〜７年に比べたら覚醒の感じがあります。今では２５万トンくらいのＥＭを年間使用していて、１００万ｈａ以上の穀類、じゃがいも、野菜そういった地域では使われております。最近は畜産や果樹の方にも使用されていますので多分２００１年では、全土に広がるでしょう。北朝鮮では「私は持続可能農業、自然農法、環境保全型農業の世界のモデル国家になれる」と進言しています。年に１度北朝鮮ＥＭ技術交流ツアーを計画しておりますので、機会があったら皆さん行ってみたら良いでしょう。 Ｕ−ネットに入っていれば一緒に行って見学することが出来るんですか？
そうです。会員であれば本当にＥＭの事を理解して北朝鮮を正しく理解する。という態度であれば皆受け入れてくれると思います。
ＥＭ研究機構盛岡事務所へ行けばビデオも見られますか？
盛岡事務所は北東北の拠点です。事務所にはＥＭに関する映像資料、文献、一般的な技術情報全て揃っていますので遠慮なく活用して下さい。
ＥＭまめまめ辞典
魚のダイオキシンが心配な場合も使用可能ですか？
野菜もお魚も購入してきたものが心配な時は、小さく切って米のとぎ汁活性液を１０倍程度に薄めてそれに浸しておきます。３分位でも効果はかなりあります。野菜などは１分だけでも効果はあります。野菜の表面の農薬は落ちますし、魚や肉は１０分位浸ければ良いです。できれば長いほうが効果があります。魚。肉は浸けると身が締まってきますから３０分浸けると新鮮なものにかわりますから楽しんでやって下さい。
浸した液を魚焼き器に水替わりに敷くのはどうですか？
良いです。焦げたりすると抗酸化物質が出来ますので、捨てずに再利用した方が良いでしょう。流しにその液を捨てますと、流しの詰まりも全部綺麗になります。そしてＥＭの密度が上がるにつれていやな臭いや酸化物が消えるので、ゴキブリ対策にも効果があります。
4月27日放送分 司会：日吉陽子 解説：比嘉照夫
画面 右下 Impatient? をクリック
農業は大切だとおっしゃっている岩手県知事とどんなお話をしたのですか？
農業は国の素、といわれすごく力があります。その農業がすごい力を発揮するにはどうしたらいいかというと、まず化学肥料・農薬を使用しないということ。増田知事が農業立県を宣言したいのなら、岩手県の農業は近い将来化学肥料・農薬を使わない、全部やめてＥＭ又はＥＭと同レベル、それ以上の資材があればそれを使って農業する。という宣言が必要なんです。
化学肥料・農薬の恐ろしさは前にもお話しましたけれど、他の県も全部似たようなものですから「無農薬でいく」または「化学肥料を使わない」そういうふうに宣言するのが先です。そういう農業は環境を守ってくれますし、生態系も良くしてくれます。川も海も甦らせてくれ、人間も健康にしてくれます。 それよりも大事なのは農家の方々が、自分達が環境を守っているんだ、健康にもプラスになり、そして周りの人の健康も守っているという職業にたいする最高のプライドをもちます。仕事というのは誇りがないと本当に良い仕事にはならなならないと思います。私は「農業は１番尊い農業だ」と言っていますが、農家の人がそういう誇りを取り戻すということが農業立県の１番大事なポイントです。 又、そういう農業をしていれば消費者も農業を大事にします。環境を守ってくれている農業だ、私達の健康を守ってくれている農業だ、資源を復活させてくれている農業だと思えば、それならそうゆう農産物を優先して購入しましょう。それにお金がかかるなら税金払ってもいいです、と思えるようになるのです。ですから、農家の人が誇りをもって、尊い仕事をしているんだ、天職なんだ、というつもりで農業に勤しめる。そして消費者も当に農業をしている人に感謝できて、それを皆で支えれば、医療費も環境対策にもあらゆる意味でコストが安くすむようになります。 農業立県を進めたいのであれば、今まで話したような視点をしっかり押さえた上で、ＥＭが全て解決できるというのは今まで２０年の実績がありますから、徹底的に普及して頂きたいと思います。 ＥＭまめまめ辞典
アメリカシロヒトリも効果がありますか？
過去に経験がありまして、アメリカシロヒトリには活性液を５〜１０倍に薄めてまくと落ちてきて居なくなったということがありました。
どうしてそうなるのですか？
アメリカシロヒトリは強力な酸化酵素を持っていてＥＭをまくとＥＭの抗酸化酵素で病害虫のものを消化していく力を弱らせる効果があります。ですから消化不良を起こして、青い液を吐いて死んでしまいます。それはくもとかとんぼとか有機虫と呼ばれている虫にあたえると、どんどん卵を産んで増えていきます。害虫と益虫には酵素的に違いがあってＥＭは益虫にはプラスに働き、害虫には酵素の働きを阻害するというメカニズムがあり、考えてみると人間に都合のよいようにできていると見えますが、現実に害虫・益虫の違いをはっきりと示している事になります。
0266
|