'12/10/24
イズミが「駅ナカ」に初出店
地場流通大手のイズミ(広島市南区)は来春、下関市のJR下関駅構内に食品スーパーを開く。「駅ナカ」への出店は初めて。小型店を強化する中、常に一定の集客が見込める立地に着目した。
改築中の線路高架下の1階に入る。店舗面積は1270平方メートルで、既に改装中。店舗名や医薬品を扱うかどうかなどを検討している。
JR西日本のグループ会社で駅構内の店舗開発を行う下関駅名店街(下関市)が誘致した。出店場所は、改築に伴い土産店や飲食店など約20店が退店。空きスペースとなっていた。
イズミはショッピングセンターやスーパー81店を構えるが、駅構内の店はなかった。下関駅名店街によると、下関駅の1日の鉄道乗降客は約2万人。近くにバスターミナルもある。一帯では新たな駅ビル、シネコン、立体駐車場、自由通路などの建設計画もあり、集客力アップが見込まれる。
イズミは「日常的に利用してもらう小型店に、駅ナカは最適の場所」と説明。今後、小型店の出店スピードを上げるとしている。