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更新日:2011年3月23日
栃木県は生産額全国第8位の野菜の産地となっており、いちごを始め多様な野菜が生産されています。
しかし、野菜生産は、1人当たりの野菜消費量の減少、野菜価格の低迷や食の外部に伴う需要動向の変化(業務・加工用需要の増加)と輸入野菜の増加、 生産資材の製造や暖房燃料に必要な重油価格の高騰、地球環境問題への関心の高まりから環境負荷を軽減する技術が求められているなど、新たな課題に直面しています。
一方で、野菜は、種類が豊富で、その利用方法も生食、調理、加工と幅広く、商品性の高い食材です。また、健康維持に効果の高いといわれる新たな成分が注目され 、消費者の健康志向と相まって野菜に対する関心が高まっています。
また、 新しい品種の開発や、機械、生産施設、栽培プラントの開発など、野菜生産には科学技術を適用する場面が多く、環境負荷を軽減する新技術の開発なども期待されます。
このような状況を踏まえ、 農業、商業、工業、サービス業等の関連企業、研究機関等が連携し、野菜産業のバリューチェーン化を目指す「野菜産業クラスター」の形成の促進を図ることとしました。
栃木県は、首都圏の一角に位置し、東北自動車道路や建設中の北関東自動車道路、国道4号など主要な交通の結節点となっており、農学、工学、医学関係の大学や食品企業などが存在し、多くの県外訪問者を惹きつける観光地があるなど、野菜や農産物をテーマとしたクラスターが形成されるポテンシャルを持っていると考えています。
※一般的に「産業クラスター」とは、特定産業が一定地域に集積し連携・競争することにより、競争力が高まりイノベーションが創出される状態をいいますが、野菜産業クラスターでは、一定地域のほかに、機能的な連携・集積も含むものと考えています。
平成19年11月27日(火曜日)に、とちぎ野菜産業クラスター基本構想を策定・公表しました。下記のリンクから、本文をダウンロード出来ます。
とちぎ野菜産業クラスター基本構想 ( PDFファイル ,2MB)
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