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福島の農産物検査の仕組み 小売業者ら見学10月24日 15時56分
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福島県の農産物の放射性物質の検査の仕組みを知ってもらうことで、風評被害の払拭(ふっしょく)につなげようと、東京の小売や卸売業者らを招いた見学会が開かれました。
この見学会は、「農産物の安全性を支える、放射性物質の検査の仕組みがよく分からない」という声に応えようと、東京都と福島県が開いたもので、福島県郡山市の県農業総合センターには、東京中央卸売市場に出入りしている卸や小売業者らおよそ160人が招かれました。
はじめに福島県の担当者が、県が市町村ごとに行う出荷前の検査に加えて、JAなどもより細かな自主検査を行う2段階のチェックになっていることや、すべての検査結果がインターネット上で公開され地域ごとに確認できることを説明しました。
続いて、参加者たちは、1キログラム当たり5ベクレルまでの放射性セシウムを検出できる極めて精度の高い検査装置10台で週6日行われている検査の現場を視察しました。
参加者の1人は「非常に厳しい検査をしていることを自分の目で確かめられたので、消費者にも自信を持って販売できます」と話していました。
また、東京都被災地支援福島県事務所の飯田一哉所長は「消費者に近い流通業者に福島の検査を理解してもらうことで、風評被害の解消につなげていきたい」と話していました。
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