銀座のビル屋上で稲刈り楽しむ

10月21日 0時44分

東京・銀座のオフィスビルの屋上で稲刈りを楽しむ催しが行われ、家族連れなどが秋の収穫作業を楽しみました。

これは、銀座に支社がある日本酒メーカーが、会社の屋上に設けられた田んぼで５年前から行っています。
８階建てのビルの屋上には家族連れや社員など１００人余りが集まり、ことし６月に田植えされた稲を鎌で１株ずつ刈り取っていきました。
刈り取られた稲は、天日で干すために束にまとめられたあと、田んぼに設けられたさおに掛けられていきました。
２０日に収穫された稲から精米された米は日本酒に醸造され、イベントなどでふるまわれるということです。
大田区から両親と訪れた小学１年生の７歳の男の子は、「稲を上手に刈ることができました。楽しかったです」と話していました。
主催した日本酒メーカーの小田朝水次長は、「屋上で栽培するのは、土の管理など難しかったが、よいお米ができました。銀座の真ん中で手軽に稲刈りを経験することで、農業や食の尊さを感じ取ってほしい」と話していました。