「日本維新の会(維新)」の幹事長を務める大阪府の松井一郎知事(48)に政治資金規正法違反の疑いがあるとして、大学教授らが24日午後、大阪地検特捜部に刑事告発することが分かった。大阪市の橋下徹市長にとって最側近である松井氏の疑惑発覚は、支持率下落にあえぐ維新に打撃となりそうだ。
告発状によると、2007年1月から10年12月までの4年間、松井氏の後援会「松井一郎後援会」の業務に従事していた秘書2人の給与計約1740万円を、松井氏が社長をしていた電気工事会社「大通」が支払っていたという。
秘書給与の肩代わりは、政治家への寄付にあたる。告発状では、松井氏側が、(1)政治資金収支報告書への記載義務があるのに記載していない(2)この寄付は企業献金に相当するが、「松井一郎後援会」は政党支部ではないので企業献金を受け取れない−などとして、いずれも政治資金規正法に違反しているとした。
松井一郎後援会は24日午前、「会社役員の秘書としての給料だった。後援会の仕事はボランティアでやっていた」とコメントした。