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【プロ野球】栗山督監 珍要求 全戦DH制2012年10月24日 紙面から 日本ハムの栗山英樹監督(51)が23日、日本シリーズで戦う巨人の原辰徳監督(54)に対し、無理を承知で、東京ドームでの試合にも指名打者(DH)制を採用する珍プランを突きつけた。実現性はほとんどなさそうだが、開幕前日の監督会議で提案し、巨大戦力を誇る相手を揺さぶる。 「すべての試合でDHをお願いしたら、どうなるのかなぁ」。札幌ドームでの全体練習を見守った栗山監督から驚きのプランが飛び出した。報道陣は大爆笑だが、指揮官の表情は真剣そのもの。「オレが言えば、原さんはうんというんじゃないのかな。何でもこいと。強いんだからさ」と言葉を畳み掛けた。 投手が打席に立つと、代打も必要だし、慣れないバント失敗のリスクもある。混戦パ・リーグを制したレギュラーシーズン通りの野球をするためには、「ウチはDHの方がいいじゃない」というのが栗山監督の本音。ことしの日本シリーズ要項には「パ・リーグ出場チーム本拠地での試合にはDHルールを採用する」とある。つまり、日本ハムのホームゲームとなる札幌ドームの第3、4、5戦ではDH制を採用する。だが、巨人の本拠地・東京ドームでは不採用とは書いていないだけに、提案してみる価値はあるかもしれない。 ファンと約束した北海道からの天下取りを実現するために、打てる手は打つ。正攻法だけでは太刀打ちできない。心の師と尊敬している故三原脩氏ばりの言葉のマジックも使って、相手を揺さぶる。DH制提案もその一つ。監督会議から、あの手、この手で、巨人をけん制する。 「歴史に残る戦い、死闘、素晴らしいシリーズと言われるように頑張れればと思っています」。最終決戦に向けて意気込んだ栗山監督にはシーズン中のような慎重居士の姿はない。あるのは激情家の一面だ。「すべてが上回ってると思って戦う。仮にやられるんでも、ファイターズはすげぇと言われるような試合をしたい」。指揮官の心はすでに臨戦態勢に入っている。(川越亮太) PR情報
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