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【経済】

新「御園座」アセス書提出 高層ビル、マンションと一体

2012年10月24日 17時17分

 経営再建中の御園座(名古屋市)は24日、老朽化した劇場ビルを、マンションと劇場が一体となった建物に建て替える計画を正式発表した。積水ハウス(大阪市)と共同で22日、名古屋市に環境アセスメントの方法書を提出した。高さ170メートルの高層ビルを予定しており、2015年度に着工し、18年度に完成する計画。

 ただ、劇場ビルの建て替えは資金確保が課題となっており、御園座は地元企業などに支援を打診しているが、まだめどは立っていない。市担当者は「事業計画の実現可能性とは別の話で、考慮していない。今回は、環境アセスについての手続き」と説明した。

 新ビルは地上45階、地下2階の鉄筋コンクリート造り。御園座周辺の駐車場も含め、敷地面積は約5千平方メートル。地下2階から地上4階までが劇場と店舗、地上5階から最上階までは200戸規模の高層マンションになるとみられる。御園座は「引き続き地域の皆さまに魅力ある伝統芸能に接する機会を提供できるよう努力する」とのコメントを発表した。

 市は29日から11月27日まで方法書の縦覧を行い、来年1月下旬から御園座と積水ハウスによる調査が始まる予定だ。

(中日新聞)

 

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