訂正:中国人民解放軍が空軍トップ交代、共産党大会控え=国営テレビ
[北京 23日 ロイター] 中国人民解放軍は、共産党の指導部交代を間近に控え、馬曉天上将(63歳)を空軍トップの司令員に昇格させる人事変更を行った。国営テレビCCTVが23日報じた。
馬氏はこれまで、信頼構築に向けた米軍との協議で中心的役割を果たしているほか、海外での講演もこなすなど、解放軍の中でも表舞台に立つことの多かった人物。
報道では、現在空軍司令員を務める許其亮氏(62歳)(訂正)の今後については言及していないが、関係筋によると、同氏は中央軍事委員会の副主席に就くとみられている。
許氏は現在、中央軍事委の委員の1人で、空軍トップの経歴を持つ同氏が中央軍事委の副主席に就任すれば、国産ステルス戦闘機開発などの推進機運が高まる可能性がある。
中国共産党は11月8日から開催する党大会で新指導部を決定する。
胡錦濤国家主席は党大会で党総書記、来年3月の中国全国人民代表大会(全人代、国会に相当)では国家主席からそれぞれ退くとみられている。ただ軍トップに当たる中央軍事委の主席の座にとどまるかどうかは、アナリストなどの間でも意見が分かれている。
*英文の訂正により、本文第3段落目の許氏の年齢を訂正します。
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