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ポリオ不活化ワクチン 死亡例初報告
10月24日 5時46分

ポリオ不活化ワクチン 死亡例初報告
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ポリオの不活化ワクチンの接種を受けた乳児が18日後に死亡したと、このワクチンが先月導入されてから初めて死亡例の報告があったことが分かりました。
担当した医師は、接種から時間がたっていることなどから因果関係はないと判断したということですが、厚生労働省は近く開かれる専門家による検討会で詳しく調べることにしています。

厚生労働省によりますと、先月上旬、ポリオの不活化ワクチンの接種を受けた1歳未満の女の子が、18日後、おう吐の症状が出たため救急病院に運ばれましたが、死亡したということです。
ポリオの予防接種は、ウイルスの毒性を弱めた生ワクチンでは、ごくまれに手や足にまひ症状が出ることから、先月1日から毒性をなくしより安全性が高いとされる「不活化ワクチン」に一斉に切り替えられたばかりで、接種後の死亡例の報告は初めてです。
死因について救急の医師は、食物などが誤って気管に入ったことが原因ではないかとしているということです。
また接種した医師は、接種から時間がたっていることなどから因果関係はないと判断しましたが、念のため厚生労働省に報告したということです。
厚生労働省は来週、開かれる専門家による検討会で因果関係について慎重に調べることにしています。
予防接種に詳しい加藤達夫医師は、「19日間という時間をどう見るかが因果関係の焦点で、専門家が接種後の経過について十分に検討する必要がある」と話しています。

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