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国際
【朝鮮半島ウオッチ】韓国の次期大統領は誰がなっても「金正恩書記と握手したい…」
2012.10.20 12:00
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安氏の主張は、「北朝鮮政策は政権が代わるたびにブレている。ブレる対北政策と南北関係をたださなければならない」というのが基本。これに従い、金大中氏が約束した「南北共同宣言」(6・15宣言)や盧武鉉氏の「10・4宣言」について「国会の同意を経て法的拘束力を持つようにする」と述べ、法制化を提案している。
北朝鮮の核開発については「放棄しなければならない」と述べる一方で「共生の道」「強く堂々として平和な朝鮮半島」を目指すとも語るが具体性に欠ける。その安氏を支える専門家のほとんどは親北派である。
3人が対北政策で対話路線に傾いている背景には、李明博政権の対北政策否定や対北緊張疲れへのポピュリズム、さらに文氏、安氏の進歩路線がある。
どの候補が次期大統領に就任しても、南北関係は対話時代になりそうだ。プラン通り対北大規模支援が実行された場合、北朝鮮情勢はどうなるのか。核とミサイルへの抑止や拉致問題解決は先送りになる可能性が高い。次期大統領は南北首脳会談を呼びかけるだろう。経済協力資金が入れば金正恩政権は基盤を固め、3代目金王朝は息を吹き返すことになる。
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