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国際
【朝鮮半島ウオッチ】韓国の次期大統領は誰がなっても「金正恩書記と握手したい…」
2012.10.20 12:00
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文氏は盧武鉉前大統領の秘書室長だった人物。盧氏は金正日総書記との首脳会談(2007年)で「10・4南北首脳宣言」を合意した。この宣言は韓国による大規模な対北支援が目的で、その内容は鉄道改修から観光事業まで14兆ウォン(1兆円)とも50兆ウォン(3兆6000億円)ともされた。
だが、李明博政権は核実験などで対北制裁をかけ、金剛山観光での韓国人射殺事件や延坪島砲撃事件で南北は緊張、韓国の対北支援は中断のままだ。文氏はこの政策の大転換を堂々と宣言している。
朴槿恵候補「いろいろと話しをしてみたい」
3人のなかで、唯一、金正日総書記と会談経験のあるのが与党・セヌリ党の朴槿恵氏。父親の朴正煕元大統領は1960ー70年代、金日成主席と激しく対立していた。その過去は韓国人にとってまだ生々しいだけに、娘の朴氏の対北政策にはひときわ注目が集まっていた。
朴氏は「対話と圧力」かと思われた。しかし、その発言を総合すると「対話」への重心が極めて高い。8月末、与党候補予備選に勝利した直後から、「局面打開に向け、いろいろと話しをしてみたい」と述べ、北朝鮮が一連の事件に謝罪をしない現状について問われても、「戦争中でも対話は必要だという言葉もある」と語っている。
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