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国際
【朝鮮半島ウオッチ】韓国の次期大統領は誰がなっても「金正恩書記と握手したい…」
2012.10.20 12:00
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11月6日の米大統領選、同月8日の中国共産党大会、12月19日の韓国大統領選。その行方をにらんでいるのが北朝鮮の3代目指導者、金正恩書記だろう。米大統領選は対話派のオバマ大統領が再選されれば米朝関係は安泰か。中国の最高権力者、党総書記に選ばれることが確実視される習近平国家副主席は「朝鮮戦争は正義の戦争だった」との歴史観を共有する同志だ。だが、なんと言っても韓国大統領選は、3候補がそろいにそろって「和解」「対話」「協力」路線を取り、どの候補も金正恩氏に会いたがっている…。(久保田るり子)
文在寅候補「平和構想」
3候補のなかで最も親北的なのが野党・民主統合党の文在寅氏だ。文氏は今月4日に「朝鮮半島平和構想」を発表したが、その演説でこう述べた。
「北朝鮮の核問題は朝鮮半島における対決構図の産物だ。そのため(北朝鮮に)核を廃棄させるには南北対立の構図を解消し、米朝、日朝関係を正常化させ、(朝鮮戦争の)停戦協定を平和協定に変更するなど包括的、根本的な解決策を図らねばならない」
文氏は、当選の暁には1年以内に金正恩氏と会談し、「平和構想を合意したい」と述べている。
構想によると、南北対立の解消に向け「南北経済連合」を立ち上げ北朝鮮への投資を活発化させる。具体的には「朝鮮半島インフラ開発機構」や「北朝鮮開発投資公社」を設立するのだというのだ。
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