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【福井】

敦賀市26日にがれき試験焼却 高浜町は来月4日

 岩手県大槌町から東日本大震災で発生したがれきを受け入れる敦賀市と高浜町は二十二日、本格的な受け入れに向けた試験焼却の日程を発表した。敦賀市は二十六日で県内初の試験焼却となる。高浜町は十一月四日に実施する。

 敦賀市では二十五日午後四時半から同市櫛川の市清掃センターに木くず三トンを搬入する。二十六日午前八時半から市内の一般ごみ四十七トンと交ぜ、十六時間かけて焼却し、灰は二十九日に市内の赤崎最終処分場で埋め立てる。

 試験焼却に伴い、清掃センターと市内の小学校グラウンドなど最大三十四カ所で空間放射線量を測定し、焼却時の排ガス、灰などの放射性セシウム濃度とともに結果を公表する。

 高浜町では十一月四日午前八時半から同町水明の町清掃センターで、木くず三トンを町内の一般ごみ二十トンと交ぜ、八時間かけて焼却する。灰は五日に同町下の町不燃物処分地に埋め立てる。町内へのがれきの搬入日時は明らかにしていない。

 清掃センターと不燃物処分地の周辺四カ所ずつの空間線量や、焼却時の排ガス、灰などの放射性セシウム濃度を測定し公表する。町内では一部住民が、不燃物処分地の近くを流れる川の汚染を懸念し、埋め立て処分場の変更を町に求めている。

 環境省によると、震災がれきを本格受け入れしているのは東北や関東、静岡県、福岡県など一都九県。

 (増井のぞみ、帯田祥尚)

 

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