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【格闘技】

王者・粟生をすべり落とす ディアス バナナパワーで挑戦

2012年10月23日 紙面から

バナナを食べるポーズを取るディアス。ニックネームはバナナだ=東京・飯田橋の帝拳ジムで

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 4度目の防衛戦となる王者・粟生に挑む同級4位ガマリエル・ディアスが22日、東京都新宿区の帝拳ジムで練習を公開した。3度目の世界戦となるディアスは「勝つために日本に来た」と自信満々で豪語した。

 ミット打ちやサンドバッグなど軽いメニューで汗を流したディアスは「自分のキャリアで最高のコンディション。ベルトを持ってメキシコに帰る。日本は良いところだから、また、防衛戦で来たい」と意気込んだ。「殴るのが好きだけど、殴られるのは好きじゃない。オレの顔を見てくれ。パンチもらってないから、キレイだろ」と、甘いマスクに余裕の笑みを浮かべた。

 元WBC世界スーパーライト級王者で、帝拳プロモーションの浜田剛史代表は「やっかいな相手。とにかく、手数が多い。通常、パンチの打ち終わりを狙えばいいが、ディアスの場合、エンドレスの連打で終わりがないから、パンチをよけているうちに攻め込まれる危険性がある。だから、粟生は先手を取る必要がある」と警戒した。

 ディアスの世界挑戦は2008年10月以来。あだ名は肌の色が黄色で猫背であることから「バナナ」。バナナだけにディアスの術中にはまった粟生が、スッテンコロリンと王座から滑り落ちなければいいが…。 (竹下陽二)

 

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