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■■ クーラント交換 ■■

かなり自己流です、参考程度にして下さい。作業に失敗すれば焼き付きますので責任持てません。
クーラントは走行直後など、温間時にラジエターキャップを外すと噴出して火傷の恐れがあります。
古いクーラントはバイク屋かガソリンスタンド等で処理して貰いましょう、垂れ流しは厳禁です。

  
 まず、サブタンク冷却水の抜き方から。

 右タンデムステップ、アンダーカウルを外します。
 ボルト2本を外し、サブタンクを手前に引き出します。
 車体前方側のホースを外し、
 サブタンクの容量分が入る容器に排出。
 続いてドレンを開放します。

 矢印の箇所、シリンダー下のドレンボルトを外します。
 フロントBOXに有るラジエターキャップを開放します。
 クーラントがドレンから出てきます。受け皿を用意しましょう。
 次はウォーターポンプ側のドレンとホースを開放します。

 左タンデムステップを外した奥に見えます。
 黄色矢印のドレンボルト、下2本のホースを外します。
 ドレンボルトのワッシャー(パッキン)は新品交換がベスト。

 このドレンボルトは交換終了後のエア抜きにも使用します。
 ラジエターキャップ入り口より、水道水を流して
 残ってるクーラントを洗い流します。

 入れにくいので伸縮ジョウゴで入れてみました。

後は外したホースやドレンを閉め、ラジエター口いっぱいに水を入れ、
 エンジン始動、サーモスタットが開くぐらいまでアイドリング。
その後また各ドレン、ホースを外し排出します。熱湯が出るので注意!
色の付いた水が出てこなければオッケーです。

 住んでる地域に合わせた濃度のクーラントを用意します。
 自分はカー用品店で、そのまま使えるタイプを使用。

 コマジェの冷却水は約1リットルですが大目に購入。
 サブタンクにクーラントを入れ、ラジエターキャップ入り口から
 クーラントを口までいっぱいに入れます。

 こぼれたらベトベトになるのでウェスで巻きましょう。
 肝心&重要なエア抜きをします。

 ラジエターキャップを締めない状態でアイドリングします。
 上記にも有ったウォーターポンプのドレンボルト(黄色矢印)
 を緩めて、クーラントが出てくるのを確認します。

 エアーの混入したクーラントが出なければオッケーです。
 次にサーモスタットのドレンボルト(黄色矢印)を緩めて、
 こちらもエアーの混入したクーラントが出なければオッケー。
 エアーが入っていれば、ブシュ!っと音が出て抜けます。

 また、水温センサー部のエア抜きも確認しましょう。
 コマジェ家の食卓ページも参照して下さい。
 ラジエターキャップを締めて完了です。
 エンジンが温まった後、サブタンクの水位を確認。
 減っている場合は補充しましょう。

 下の穴がmin、上の穴がmaxです。この間にあればOK。

交換作業終了後、初回走行時には特に注意して下さい。
サブタンクのクーラント量、ドレンボルトからの漏れ、ホースの繋ぎ目など確認して下さい。
特にエア抜きに関しては、シツコイぐらいに繰り返した方が無難です。




★ クーラント豆知識 ★

交換は基本的に2年に1度と言われています。
クーラントに含まれているエチレングリコールの成分には
冷却能力の維持、防腐、凍結防止などが有ります。
この効果の寿命が2年ぐらいだからです。

ラジエターキャップは消耗部品で、単なるフタでは有りません。
圧力をかけて1気圧以上にし、100℃でも沸騰しないようになってます。
熱い時に噴出すのは、圧力が下がって沸騰するからです。

クーラント液に付いてる色は赤と緑が有りますが
「飲まない様に」色が付いてるだけで違いは有りません。
人類が滅亡しそうな時でも飲んではいけません。

あくまで「交換参考例」です、作業は自己責任でお願いします。



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