中外製薬は、がんの再発や転移にかかわり、がん細胞の「親玉」と考えられている、がん幹細胞の株とみられる細胞群を作製した。がん患者の大腸がんの中から、がん細胞でよく働く遺伝子などを手掛かりに選び出して培養したという。
研究はシンガポールにある研究開発子会社と共同で実施した。人間の大腸がん細胞をマウスに移植し、育ったがん細胞の中から「LGR5」をはじめ、いくつかの遺伝子が強く働いている細胞を選び出す作業を繰り返した。
こうやって選別した細胞に既存のがん治療薬をふりかけたところ、細胞の性質が変化して薬が効かなくなったり、ごく少数の細胞だけで強力に増殖したりし始めるなど、がん幹細胞の特徴を持っていることを確認した。
中外製薬はこの細胞を用いて、がん幹細胞を標的にした新しい抗がん剤の開発に乗り出す意向だ。
中外製薬、がん幹細胞、がん細胞
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