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放射能を見れる! シンチレックス商品化をもっと騒いで欲しい


【シンチレックスのリンク・ジャンプで新たに来られた方に】

当項目は、読売新聞の「市販」を真に受けて書いてあります。
後から開発チームの方とお話ができ、シンチレックスが何であるかの話を
「シンチレックス担当者の方とお話ができました。」
のリンク先に載せてあります。

そちらをお読みくださいね。

随分前からこちらの追リンクは貼ってあるのですが、何故かそこにふれずに元記事の方へ誘導されるリンクがありますのでご注意ください。

早ければ今月末には、ラジオライフの三才ブックスさんから、ガイガー・シンチのまとめのムック本が発売の予定だそうです。
そちらでもシンチレックスの取材をしているそうですので、発売されたら探してみてくださいね。
※ラジオライフの記事ですから、何よりも期待できるはずです。



●放射線の可視化、すでに外国ではある技術だったが、それを格段に安く商品化できるものを日本人が開発した。
で、それを安く商品化して来月には売り出すという。
新聞では報じられているが、もっともっとテレビで報道すればいいことなのに、かなりの温度差。
この商品、社会での実用度は計り知れないものとなり、食品業界に関しては大パニックとなるほどの影響力を発揮しそうです。


●「何でも食べて応援する」人には無用。
《食べて応援しよう》
トップページには立ち上げ当時には出荷制限がされておらず、検査もわずかだけで出荷されていた仙台の牛タンと、4月に出荷停止がかかっているにもかかわらず、黙って汚染ホウレンソウを販売していた多古町(香芝市の生産者とあるが、http://www.sankeibiz.jp/compliance/news/110421/cpd1104211059008-n1.htm)の大和イモを使っての「牛タンとろろ麦飯」が掲載されている(牛タンとろろむぎめしねぎし)。

【牛タンに関して】
昨夜(8/21)にコメントにて「オージー・ビーフです」とご指摘をいただきまして、「ねぎし」さんに確認を取りました。
「ねぎし」さんで使われている牛タンは、オージー・ビーフとのことですので、本文訂正させていただきます。
また、トップページに紹介されるお店は、今は変わっております。


※これって、とりあえずは過去の経緯と現在の検査体制などを明記し、暫定基準値以下でも数値の表記があってこその応援となると思うが、こんなことを言い出す人は最初から無視なので、誰も突っ込まないのだろう。

※「出荷者は制限を知らなかった」と後の報道で書かれているが、4/4に県知事に出された制限令なので、「知らなかった」は流通を含めて通じない言い訳。

「安全が確認できれば、食べて応援する」
って人には大いに役立つ発明・商品化なのが今回のもの。
※現在の検査体制の下の、手放しの「食べて応援」キャンペーンが気持ち悪くて、ちょっと長く脱線してしまいました。


★本題にいきます↓★

イメージ 1
●ペットボトル樹脂(ポリエチレンテレフタレート)を改良して放射線を可視化できるように感度を上げたプラスチック樹脂の「シンチレックス」が商品化されそう。
京都大学の中村秀仁助教授の研究成果だが、京都大学より発表された時(6/29)に、一斉に報道されたものの、商品化は先のことと思っていたら、7/4には帝人化成が量産化を目指し、現在「シンチレックス」という商標名を申請中と発表。
9月に、この素材を使った第一世代検出器を製品化するとしていた。

《京都大学》
「産学官連携により、革新的な放射線蛍光プラスチック(商標名「シンチレックス」申請中)の開発に成功〜安価で高性能な放射線検出器の製造に大きく前進〜」

《ウォール・ストリート・ジャーナル日本版》
「PET樹脂から放射線検出器「シンチレックス」を開発」


●それが8/11に「9月末にも市販されることになり、価格は1万円以下になる予定」と報道された。
これってすごい話で、もっと大騒ぎして欲しいもの。
《読売新聞 2011.8.11》


イメージ 2
●原理としては、プラ樹脂の中を放射線が通過する時に青く樹脂が光ることを利用して、今回はカード型放射線検知器として1万円以下で発売の予定。
携帯ストラップにぶら下げる放射線検出器みたいな物となりそうだが、これを通して景色や食品を見ると、放射能が出ているようなら青く発光して見える。
食品の放射線を測るのが苦手なガイガーカウンターやシンチ計測器を使って数値を拾うよりも、かざすだけで可視化される同商品は「神」のような使いやすさになるのは間違いない(樹脂自体が青く光るから判断が容易)。








●中村氏は、北海道根室市で8/12に初のデモンストレーションを行い、「魚介類に含まれているかどうかは、水揚げ時に(シンチレックス製の)大型の板を置くだけで瞬時に判別できる」と解説←すごい大事な話。

カード型放射線検知器として発売されれば、全国のウソつきスーパーなどには脅威となる。
おそらくだが、カード型では放出される数値表示されないものの、売り場の魚や肉、野菜は発光により判別が可能。
イメージ 3
惣菜に混ぜられても判っちゃう。














《毎日新聞 2011.8.12》
「放射線:当たると光るプラスチック 京大チームが初の実演」


●ただ、α・β・γ線に反応するので、スイカやひじき、昆布などは自然カリウムが反応してしまいそう(それでもα線の検知は、ガイガーなどでも難しいので、期待されるところ)。
その辺は独自の産地判断で補えばいいこと(γ線の判断となります)。
暫定基準値など信用せず、少しでも放射能を減らしたいお母さん方には夢のような商品となるはず。
これがあれば「食品も測れる」としている誇大広告の測定器(ガイガーやシンチ)なんか買わなくていい。

※そのうちまとめますが、土壌汚染や食品汚染は現在のセシウム検査だけでは全くの不備。
当ブログの過去記事の「食品問題について 田畑は本当に安全か?」のシリーズではプルトニウムを書いていますが、もっと広範囲に飛んでいるとされる「ストロンチウム」は完全スルー状態となっています。


●前に発表された簡易測定器のエアカウンターと比較してしまうが、それはそれで考えておくもの。
空間線量計は、実際に受ける被曝量を判定できるので、このシンチレックスと組み合わせて使うのが賢い方法。
《当ブログ過去記事》
「ママさん用の国産線量計」

例えば、エアカウンターなどの測定器で公園などの平均的な線量を測り、シンチレックスで汚れの強いところを探す。
そうすればそこに近づかないで遊べばいいと判断できるようになる。


●このシンチレックス、
「車両が通過するだけで放射線量を測れる大型測定器」や、
「視覚的に放射線を警告することができる防護マスク」のようなゴーグル、
「内部被ばくを測る「ホールボディーカウンター」のような大型装置」にも応用できるとされ、
製作経費が格段に下がることから、近い将来に本当に夢のような商品となるもの。

★まずはコレを買って、食品防護をすることを薦めます!

イメージ 4
【シンチレックス応用例】

※そのうち、やたらと「食品測定に使える」と宣伝されて販売されているガイガーのダメさを書こうかしら…。
とりあえず今は、「食品を測れる」としているガイガーは、日本製だろうと手を出さないのがいいですよ。


【追記事】
シンチレックスの詳細に関してはこちらをご覧ください。
担当者の方とお話をさせていただき、記事も確認・校正いただいたものです。

「シンチレックス担当者の方とお話ができました。」






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