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中外薬、がん幹細胞の細胞株作成−治療薬開発などに応用
掲載日 2012年10月22日
中外製薬は大腸がんのがん細胞から、がん幹細胞の細胞株を作り出すことに成功した。世界初のケースだという。この細胞株に抗がん剤を与えると増殖しないが薬剤に耐性を持つ細胞に変化し、投与を止めると増殖性を取り戻す性質を持つことも分かった。
がん幹細胞が再発や転移にどう関わるかといった解明や、新しいがん治療薬の開発への応用が期待できる。
実験では大腸がんの患者からがん組織を取り出し、免疫不全マウスに移植した。独自技術により生体内でがん幹細胞を増殖して取り出し、高純度で安定的に培養できる細胞株にした。
がん治療はがん組織を切除しても再発・転移が起こることが大きな問題となっている。がん組織に残る微量ながん幹細胞が原因ではないかと言われている。このため、大腸がんのがん細胞から細胞株ができたことで、がん幹細胞の研究が進むとみられる。
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