11 人中、8人の方が、「このレビューが参考になった」と投票しています。
5つ星のうち 5.0
結末を知りたくない気持になってしまった。, 2012/10/1
完結編の続きが読めることに感謝したい。
その中間点を越えてしまったという事実を噛締めたい。
ファースト同様、個人に、005から009それぞれに焦点があてられた物語が続く。
文章を読むと、神々との戦い編で断片的に表現された彼らの戦いを思わせるような部分もあって、それだけで何故か嬉しくなる自分がいる。
平成版アニメの最後に放映されたのが、009の物語であって、あの時点ではほぼ完成されていたのだということも分かった。
ということは、ファイナルでは、超能力を得た彼らすべての物語となるのだろうけど。
でも、今のところ小説では、最後の敵の姿が見えるようで見えない。
羽のある存在、はぼんやりと見えそうだけど、それがすべてじゃない印象も受ける。
天使編では、あくまで天使が敵として想定されていたが、神々との戦い編以降はもっと大きな超自然な存在が敵であるような印象を持っているので、それに自分が影響されているのかもしれない。
ここまで来ても最後がどうなるのか、どのような戦いが行われるのか、自分にはわからない。
超能力はあくまで見た目の戦いで、もっと精神的な部分でのものになるのだろうか。
それはどのように表現され、決着をつけるのだろうか。
009の物語に表れた、近未来の009らしき影にも興味をかきたてられる。
疑問符ばかりなのだが、ファイナルでそれらは解決するのか。
凄く読みたい。
でも、読みたくない・・・知りたくない。
そんな複雑な感情をあと数日味わうことになりそうだ。