◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇
◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇
東京・六本木のクラブで飲食店経営者の藤本亮介さん(31)が約10人の男から鉄パイプのような鈍器で殴られ、殺害された事件から約1か月が経過した。警視庁によると、犯行グループは事件後、次々と中国やハワイなど国外に逃亡。集団のうち1人は元暴走族集団「関東連合」に所属していたとみられ、同庁は行方を追っている。
関東連合に近い関係者は、関東連合とつながりのある暴力団が対立する暴力団への見せしめとして関東連合の元メンバーを使い、藤本さんを標的にしたと指摘している。事件は9月2日未明に発生。目出し帽をかぶった男が次々と藤本さんを鈍器で殴り続けた。藤本さんと関東連合との間で直接トラブルになった形跡はなく、一時は「人違いで殺された」との見方もあった。しかし、実行犯の男約10人は示し合わせたように、六本木のクラブ近くに集結。非常口から侵入し、藤本さんを襲撃したことから、捜査関係者は「実行犯は連絡を受けてクラブに入った」とし、関東連合関係者の犯行との見方を強めている。
関東連合は元々暴走族の連合体だが、2003年ごろに解散。上部団体として位置づけられた暴力団の組員になる場合もあるが、振り込め詐欺などに手を染めることもある。元幹部の命令には絶対服従だったという。
鉄パイプのような鈍器を凶器として集団で襲撃した点については〈1〉銃器などと違い入手ルートの特定が難しい〈2〉集団で襲うことで殺人罪での立証が難しくなる―と関東連合の周辺では信じられており、常とう手段として定着しているという。
事件の背景には暴力団同士の抗争があったとされる。関東連合を知る関係者によると、最近になって都内北西部に拠点を置く暴力団が六本木で活動を開始。関東連合が藤本さんと、この別の暴力団とのつながりを疑い「縄張りを侵された」として見せしめに襲撃したと指摘する。また、藤本さんと面識のある関係者も事件直後に米国に出国、中南米に入ったとの情報もある。
犯行グループは藤本さんを襲撃後、ワゴン車2台に分乗して逃走。警視庁の捜査で、この車はいずれも品川ナンバーと判明した。所有者だった東京都渋谷区の会社に、家宅捜索に入るなど捜査を進めている。
(2012年10月9日06時02分 スポーツ報知)
国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)
巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!
翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)
携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)